「マーケティングを強化したいので、外部のコンサル会社を調べてほしい」と上司から指示があり、まず料金相場を調べている方もいるでしょう。
実際に調べてみると、月数万円のサービスから100万円を超えるものまであり、金額に大きな差があります。「適切な予算はいくらか」「この見積りは高いのか」と判断しにくいのではないでしょうか。
マーケティングコンサルの料金は、相談だけを依頼するのか、調査や戦略策定まで任せるのかによって変わります。マーケティング支援会社では月5万〜50万円台、スポット相談では1時間3万円前後がひとつの目安です。
この記事では、マーケティングコンサルの料金相場を紹介します。さらに、料金体系やコンサルと代行の違い、見積りを確認する時のポイントまで解説します。自社に必要な支援と予算を整理する際の参考にしてください。
マーケティングについてお悩みの方は小林洋行コミュニケーションズにご相談ください。

マーケティングコンサルの料金相場
マーケティングコンサルの料金は、依頼先の種類や支援内容によって大きく異なります。月数万円で相談できるサービスがある一方、大規模な市場調査や戦略策定まで依頼すると100万円以上かかる場合もあります。
まずは、どのような依頼先に、どの程度の料金がかかるのかを把握しておきましょう。主な依頼先ごとの料金の目安と、受けられる支援の例をまとめました。
マーケティングコンサルの料金相場
| 依頼先 | 料金相場 | 支援内容 |
|---|---|---|
| マーケティング支援会社 | 月額5万~50万円台 | 案件相談、定例ミーティング、アクセス解析、改善提案など |
| 大手のコンサル・調査会社 | 100万円〜 | 市場調査、競合調査、マーケティング戦略の策定など |
| スポット相談 | 1時間3万円前後 | 個別相談、ヒアリング、課題整理、改善提案など |
| 公的な支援制度 | 1回11,750円~ | 東京都中小企業振興公社の場合:中小企業診断士などの専門家による助言・支援 |
同じ「マーケティングコンサル」でも、相談だけを受ける場合と、調査や分析、戦略策定まで依頼する場合では料金が異なるため、支援内容をよく確認しましょう。
マーケティング支援会社は月5万~50万円台
マーケティング支援会社に依頼する場合、月額料金は5万~50万円台がひとつの目安です。
比較的安いプランは、チャット相談や月1回程度のオンラインミーティングが中心です。料金が高くなると、アクセス解析や改善提案、サイトの制作・更新など、実作業まで含まれる場合があります。
また、3ヶ月程度の最低契約期間を設けているケースもあります。予算を検討する際は、「月額×最低契約期間」で総額を確認しましょう。
大手のコンサル、調査会社は100万円以上になる場合がある
大手のコンサル会社や調査会社では、市場調査や競合分析から入り、マーケティング戦略全体を策定するような依頼が中心です。
依頼範囲が広いため、料金は100万円以上になる場合があります。調査範囲やプロジェクト期間によっては、さらに高額になることもあります。
スポット相談は1時間3万円前後が目安
マーケティングコンサルでは、月額契約だけでなく、1時間単位のスポット相談を利用できる場合もあります。
料金は1時間3万円前後がひとつの目安です。課題整理や改善の方向性、優先して取り組む施策について助言を受けられます。
公的な支援制度なら1万円台から相談できる場合がある
自治体や公的な支援機関では、専門家派遣制度を利用できる場合があります。
例えば、東京都中小企業振興公社では、中小企業診断士などの専門家から助言を受けられる制度があります。
民間のコンサル会社より費用を抑えやすい一方、対象企業や回数、相談内容などに条件があります。また、所定の手続きが必要になり、実際にコンサルを受けるまで時間がかかる場合もあります。
マーケティングコンサルの4つの料金体系

マーケティングコンサルの料金体系は、大きく「月額固定型」「時間課金型」「プロジェクト型」「成果報酬型」の4つに分けられます。
| 料金体系 | 支払い形態 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 月額固定型 | 毎月一定額を支払う | 継続して分析や改善提案を受けたい |
| 時間課金型 | 相談、稼働時間に応じて支払う | 特定の課題について短時間で相談したい |
| プロジェクト型 | 調査や戦略策定など案件単位で支払う | 依頼内容と終了条件が明確になっている |
| 成果報酬型 | 問い合わせや売上など成果に応じて支払う | 成果を数値で計測できる |
月額固定型
月額固定型は、毎月一定額を支払い、継続してコンサルを受ける料金体系です。定例ミーティングやアクセス解析、改善提案などを毎月受けるケースが中心です。
継続して施策を改善したい会社に向いています。
時間課金型
時間課金型は、1時間や2時間など、相談した時間に応じて料金を支払う方式です。スポット相談で採用されることが多く、課題整理や施策の方向性について助言を受けたい場合に利用しやすい料金体系です。
短時間で相談できる反面、広告運用やサイト修正などの実作業は含まれないことが多いため、相談できる範囲を事前に確認しておきましょう。
プロジェクト型
プロジェクト型は、市場調査や競合分析、マーケティング戦略の策定など、決められた業務一式に対して料金を支払う方式です。
「市場調査から戦略提案まで」など、成果物や依頼範囲が明確な場合に向いています。見積りを比較する際は、納品物や修正回数、追加料金が発生する条件まで確認すると判断しやすくなります。
成果報酬型
成果報酬型は、問い合わせ数や売上など、あらかじめ決めた成果に応じて料金を支払う方式です。
契約時には、「何を成果とするか」「どの数値を使って計測するか」「1件あたりの料金はいくらか」を決めておく必要があります。
成果が増えるほど支払額も増えるため、固定料金より総額が高くなる場合があります。月の上限額を設定できるかも確認しておきましょう。
例えば、SEOでも、検索順位や流入数などの成果に応じて料金が発生する契約があります。SEOの成果報酬で費用が積み上がる仕組みは、「成果報酬型SEOの費用の仕組み」で詳しく説明しています。
マーケティングコンサルと代行の違い

マーケティングコンサルは、課題を分析し、戦略や改善案を示すのが主な役割です。一方、代行は広告の運用、ページや記事の制作、サイト更新などの実作業まで引き受けます。
見積りを比較する際は、「助言までなのか、作業の代行まで含まれるのか」を確認しましょう。
| 項目 | コンサル | 代行 |
|---|---|---|
| 主な役割 | 戦略立案、分析、改善提案、優先順位の整理など | 広告運用、ページや記事制作、サイト更新など |
| 社内に必要な担当者 | 提案された施策を実行する担当者 | 依頼内容を伝え、成果物を確認する担当者 |
| 料金の設定 | 支援範囲、相談時間、契約期間など | 作業量、制作本数、運用範囲など |
| 向いている会社 | 社内で施策を実行できる会社 | 実作業まで外部に任せたい会社 |
コンサルだけを契約しても、社内で施策を実行できなければ成果にはつながりにくくなります。その場合は、別途制作会社へ依頼する費用が必要です。
例えば、コンサルから「ウェブサイトを改修した方がよい」と提案されても、サイト制作費までコンサル料金に含まれているとは限りません。見積りでは、提案だけなのか、実行まで含まれるのかを確認しておきましょう。
ウェブサイトの費用の目安は、「ホームページ作成の費用」の記事で詳しく解説しています。
マーケティングコンサルの料金を抑える方法
マーケティングコンサルの料金を抑えるには、コンサルタントに任せる範囲を絞ることが有効です。
例えば、問い合わせ数や売上、広告費などの数字を自社でまとめておけば、コンサルタントが現状把握に使う時間を減らせます。
また、記事の更新やサイトの修正を社内でできる場合、「分析と改善提案だけ」を依頼すれば、制作や更新まで任せる場合より料金を抑えやすくなります。
依頼前には、次のような内容を整理しておくとスムーズです。
- 現在の課題は何か
- 月の予算はいくらか
- 社内でできる作業は何か
- 問い合わせ数や売上など、現在、計測している数値
例えば「問い合わせを増やしたい。月10万円まで。記事更新は社内でできる」と伝えれば、必要な支援だけに絞って見積りを依頼できます。
また、月額だけでなく最低契約期間も確認しましょう。月10万円でも6ヶ月契約なら総額は60万円です。料金を比べる時は、月額ではなく支払う総額まで確認するのがポイントです。
マーケティングコンサルの見積りの確認ポイント
マーケティングコンサルの見積りは、月額料金のほかに、支援範囲や契約期間まで含めて確認します。複数社に依頼する場合は、同じ条件を伝えて見積りを取ると比較しやすくなります。
主な確認項目は次の通りです。
- 月額料金
- 初期費用
- 最低契約期間
- 打ち合わせの回数と時間
- 含まれる支援や作業内容
- 追加料金が発生する条件
- 解約条件
一見安く見える見積りでも、必要な作業が別料金になっていると、契約後に想定より費用が膨らむことがあるため、注意しましょう。
追加料金を確認する
サイト制作や記事制作、広告運用、追加調査などは、月額料金とは別に費用がかかる場合があります。
見積りに「別途」「実費」と記載されている項目は、どのような条件で追加料金が発生するのか確認しておきます。
契約期間と解約条件を確認する
マーケティングコンサルでは、最低契約期間が3ヶ月や6ヶ月に設定されている場合があるため、契約期間を含めた総額も確認しましょう。
あわせて、解約を申し出る期限や途中解約の可否、違約金の有無も確認しておくと、想定外の支払いを防げます。
費用に見合う支援内容かを確認する
マーケティングコンサルの見積りが高いかどうかは、月額料金だけでは判断できません。契約期間中の総額、月額料金に含まれる支援、別途必要になる費用を確認します。
例えば、A社が月20万円、B社が月30万円だったとします。A社は分析と改善提案のみ、B社は分析に加えてサイト修正や記事改善まで含まれている場合、単純にA社の方が安いとはならないでしょう。A社でサイト修正を別会社に依頼すると、結果的に総額が高くなる可能性があります。
契約後は、費用に見合う成果が出ているかを、事前に決めた数値で確認します。例えば、現状で月間の問い合わせ数が平均20件の会社なら、「3ヶ月後までに平均30件にする」といった目標です。契約期間の終了時に、目標の件数まで増えたのかを確認します。
目標との差を見ながら、契約を継続するか、支援内容を見直すか、解約するかを判断します。
ウェブサイトからの問い合わせを増やす場合は、アクセス数だけでなく、訪問者のうち問い合わせなどの成果に至った割合を示すCVR(コンバージョン率)も確認しましょう。改善方法については、「CVRを改善する方法」の記事で解説しています。
マーケティングコンサルの料金に関するよくある質問
ここからはマーケティングコンサルの料金に関するよくある質問を紹介します。依頼できる業務や契約期間、補助金の利用など、見積りを依頼する前に確認しておきたい内容をまとめています。
マーケティングコンサルには何を依頼できますか
マーケティングコンサルには、市場や競合の調査、戦略の立案、アクセス解析、改善策の提案などを依頼できます。
基本的には「何をすべきか」を考えて提案してもらうサービスです。広告運用や記事制作、サイト修正などの実作業まで依頼したい場合は、代行サービスを利用するか、作業まで含まれるプランを選びます。
契約期間はどのくらいですか、また、途中で解約できますか
一般的には、最低契約期間を3ヶ月程度に設定している会社もあります。
最低契約期間を過ぎたあとの解約の条件(何ヶ月前に伝えるか、違約金があるか)は会社によって異なるため、契約書で確認しましょう。
補助金でコンサル費用をまかなえますか
補助金によっては、コンサルティング費用の一部が対象になる場合があります。
例えば、デジタル化・AI導入補助金2026では、ITツールの導入に伴う「導入・活用コンサルティング」が補助対象経費に含まれています(※)。
ただし、対象となるのは事務局に登録されたITベンダーがITツールとあわせて提供するコンサルティングで、マーケティング会社を自由に選んで依頼する費用が補助されるわけではありません。
対象となる経費や条件は制度や公募回によって異なるため、申請前に最新の公募要領を確認しましょう。
(※)出典:中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026の概要」
まとめ
マーケティングコンサルの料金は、依頼先や支援内容によって大きく異なります。マーケティング支援会社では月5万〜50万円台、スポット相談では1時間3万円前後が目安です。
見積りを比較する際は、どこまでの支援・作業が含まれているかをよく確認しましょう。まずは、自社が依頼したい内容と予算を整理したうえで、複数社から見積りを取ると比較しやすくなります。
小林洋行コミュニケーションズでは、SEOコンサルティングをはじめ、Web広告の運用、MEO対策、サイト制作などの施策を手がけ、テレビCMの企画・映像制作にも対応しています。マーケティングの外部支援の費用や依頼の範囲にお悩みの方は、小林洋行コミュニケーションズへご相談ください。


