Webマガジン 第222号  

⇒2023年2月15日・第221号      ⇒2023年1月15日・第220号      ⇒最新 一覧

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
<WebマガジンSignalNow> 2023年3月15日・第222号
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

――――――――――――― SignalNow 公式SNS ――――――――――――――

Facebook  https://www.facebook.com/SignalNow/
Twitter  https://twitter.com/SignalNowEEW/

■■□――――――――――――― INDEX ――――――――――――――□■■

(1)命を守る防災コラム 第168回
   「mRNAワクチン」の特性について
(2)「半割れ」南海トラフ巨大地震 もう1つの最悪想定
(3)2月の地震活動及び火山活動について
(4)2月の地殻変動

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
(1)命を守る防災コラム 第168回
   「mRNAワクチン」の特性について
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

 

3月11日、東日本大震災から12年となりました。

多くの教訓をもたらし、毎年「防災の大切さ」を思い起こされる日でもあります。

各地で、さまざまな催しも行われ、鎮魂の一日となりました。

さて今号は「医療災害」に対する「防災」という見地からの「mRNAワクチンの特性につ
いて」です。

1.mRNAについて

新型コロナウイルス用の主な “ワクチン” には、次のような種類があります。

A.mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン:ファイザー(米)、モデルナ(米)
B.ウイルスベクターワクチン:アストラゼネカ(英)、ジョンソン&ジョンソン(米)、
カンシノバイオ(中国)、ガマレヤ(ソ連)
C.DNAワクチン:イノビオ(米)

いずれも、人類史上初めて用いられるタイプのワクチンとされる医薬品です。

これらは「従来のワクチン」とは異なり、遺伝子を細胞内に運び込む「mRNA医薬品」と
でも呼ぶべきものです。

いずれも「治験薬」であり、臨床も不十分なままに、市場に投入されました。

(1) mRNA医薬品の仕組みについて

mRNA医薬品は、mRNAというタンパク質合成の設計図を筋肉に注射して、人体の細胞内
でウイルスの表面にあるタンパク質を作り、それを異物と認識させる仕組みとされます。

ファイザー社製とモデルナ社製といった「mRNAワクチン」は、新型コロナウイルスの
「スパイクタンパク質」を作る遺伝情報(mRNA)を体内に注入します。

*スパイクタンパク質や免疫のシステムなどについては、前号をご参照ください。

<参考> 2023年2月15日・第221号(命を守る防災コラム 第167回)
https://www.kobayashiyoko-com.jp/sn/info_web221.html

(2) DNAとRNAについて

DNAが「deoxyribonucleic acid(デオキシリボ核酸)」で、二重らせん構造をしており、
遺伝情報の継承と発現を担うことはご存じと思います。

RNAは「Ribonucleic acid(リボ核酸)」で様々な種類があり、タンパク質の情報を保持
するだけでなく、タンパク質の産生に関わったり、産生するタンパク質の量を調整したり
しています。

RNAは、タンパク質をコードする「mRNA」とタンパク質をコードしない「non-coding RNA
(ncRNA)」に大別されます。

mRNAはDNAに保持されている「遺伝情報」のコピーであり、リボソーム(数本のRNA分
子と50種類ほどのタンパク質からなる巨大なRNA・タンパク複合体)で翻訳されて、タ
ンパク質が合成されます。

[出典] 国立研究開発法人国立がん研究センター Webサイト
https://www.ncc.go.jp/jp/ri/division/cancer_rna/20211227164725.html

2.免疫細胞の暴走について

サイトカイン(cytokine)は、主に免疫細胞から分泌される低分子のタンパク質の総称
で、細胞間の情報伝達の役割を担っています。

サイトカインは、「サイト(細胞)」と「カイン(作動物質)」という2つの言葉が語源と
されます。

病原体などの異物が免疫細胞により認識されると、インターロイキン類、インターフェロ
ン類などのさまざまなサイトカインが放出され、多様な免疫応答が誘発されます。

サイトカインの分泌によって免疫細胞は刺激され、動員され、増殖させていきます。

ウイルスの侵入や薬剤投与などが原因で、サイトカインという炎症物質の分泌が過剰にな
ると、次々に「炎症反応」が起こります。

このように「血液中のサイトカイン」が異常に増大し、自分の細胞まで傷づけてしまう現
象を「サイトカインストーム」と呼びます。

サイトカインストームによって、免疫細胞の暴走が誘発されます。

免疫細胞が暴走すると、抗原に自爆攻撃を行い、その残骸が血管に詰まって血栓になった
り、血管を傷つけたりします。

血栓が、血管内に血の塊として詰まって血の流れを止め、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、心
筋炎、大動脈解離などを発症します。

3.mRNA医薬品の危険性について

mRNA医薬品の特性は、ウイルスの遺伝情報(mRNA)を注入して、人体の細胞内でウイルス
抗原を産生することにあります。

遺伝情報に基づいて「ウイルスのタンパク質」を生産する細胞は免疫システムに「感染細
胞」と見なされてしまい、正常細胞であるにもかかわらず、キラーT細胞などで攻撃され
ます。

mRNAを投与されると、体内で大量のスパイクタンパク質が産生され、炎症性サイトカイ
ンが過剰に分泌されます。

サイトカインストームが発生して、免疫細胞の暴走が誘発されるのが「副反応」と言われ
る過剰炎症の実態です。

大量のスパイクタンパク質が血管内を駆け巡り、サイトカインが過剰に分泌され、免疫細
胞を暴走させ、自爆攻撃した残骸が血管内壁を傷つけ、血栓や内出血を引き起こし、これ
が肺で起これば、肺炎の原因になります。

このように、急速に重篤化してしまった最悪の場合、接種した当日に死亡してしまいます。

あるいは、重篤な副反応を発症し、異常量のスパイクタンパク質が肝臓、脾臓、副腎、卵
巣などの臓器に蓄積し、長期に悪影響を及ぼすと考えられています。

さらに、最近の分子生物学的な分析では、mRNA型生物製剤を繰り返し接種すると、制御
性T細胞が活性化することがわかってきました。

制御性T細胞は、過剰な免疫を抑制して免疫のコントロールをしている細胞で、制御性T
細胞が活性化することで、免疫系の暴走(サイトカインストーム)を防ごうとします。

制御性T細胞が活性化すると、キラーT細胞による感染細胞への攻撃能力も低下するため、
あらゆる免疫機能が低下してしまいます。

免疫機能が低下すると、各種ウイルスや細菌の体内への侵入を容易にし、帯状疱疹などを
発症しやすくなります。

これらを総称して「ワクチン後遺症」と言われ始めました。

体内にがん細胞がある場合は、免疫機能の低下によって、がん細胞が急激なスピードで増
殖し、死に到るケースが増えています。

以上のとおり、「mRNA医薬品」にはいろいろな危険性が考えられますので、なるべく体
内に入れずに済ませたいものです。

本Webマガジンの目的である「命を守る防災」には、より正しい知識が欠かせません。

次号も「命を守る」のに必須な「正しい判断を行うための知識」をお届けできればと思い
ます。

[主な参考文献・資料等]
大阪大学 医学部 附属病院 未来医療開発部 未来医療センター
「ワクチンの種類とその構成物・開発状況」
https://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/080/FY2020/04.RandD.pdf

一般財団法人 LHS研究所(代表理事 京都大学 福島雅典 名誉教授)
「SARS-CoV-2 mRNA ワクチン接種による自然免疫抑制」
https://www.lhsi.jp/docs/MT_Innate_immune_suppression_by_SARS-CoV-2_mRNA_vaccinations.pdf

国立感染症研究所
「予防接種法に基づき医療機関等から予防接種後副反応疑い報告として届けられた 新型
コロナワクチン接種後の心筋炎関連事象の特徴」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10984-covid19-75.html

日本肺癌学会
「COVID-19 ワクチン接種後に肺血栓塞栓症を合併した原発性肺癌の1切除例」
http://www.haigan.gr.jp/journal/full/062030235.pdf

国立医薬品食品衛生研究所(NIHS) 医薬安全科学部
「COVID-19ワクチン:血小板減少症を伴う血栓症」
http://www.nihs.go.jp/dig/sireport/weekly20/18220901.pdf

北海道大学 大学院 医学研究院
「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン接種後の抗血小板第4因子(PF4)抗体の
検出及び機能解析」
https://www.hokudai-hematology.jp/medical/clinical-research/

日経メディカル
「ワクチン接種後の心筋炎重症化はサイトカインストームが原因か」
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/popular/202203/574102.html

一般社団法人 日本オーソモレキュラー医学会
「新型コロナワクチン副反応・後遺症の実態」
https://isom-japan.org/article/article_page?uid=C22Sq1652348266

現代ビジネス「ワクチン接種で文章が読めなくなった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/970bb73449673738a7afb849c7d893e99dd02fbb

by Hirono

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
(2)「半割れ」南海トラフ巨大地震 もう1つの最悪想定
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

「最悪のシナリオは『半割れ(はんわれ)』かもしれない」

地震の専門家たちは取材に対して、口々にこう答えました。近い将来、必ず起きるとも
言われる南海トラフ巨大地震の「最悪のシナリオ」とは?

今回、「地震の揺れ」と「災害救助」、そして「経済」の3つの面から検証してみると、
日本に住む私達のほとんどが無関係でいられない事態が迫っていることがわかりました。

NHK 23.3.3
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230303/k10013996951000.html

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
(3)2月の地震活動及び火山活動について
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

●地震活動
2月25日22時27分の釧路沖の地震(M6.0)により最大震度5弱を観測しました。

全国で震度3以上を観測した地震の回数は12 回で、このうち最大震度4以上を観測した
地震は1回でした。

日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は69 回でした。

●火山活動
警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです(令和5年3月8日現在)。

諏訪之瀬島では、3月5日(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口
周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。

気象庁 23.3.8 令和5年2月の地震活動及び火山活動について
https://www.jma.go.jp/jma/press/2303/08a/2302jishin.html

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
(4)2月の地殻変動
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

四国中部では、2019年春頃からそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。
この変動は、四国中部周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因する
ものと推定しています。

石川県能登地方では、2020年12月頃から「能都」で南南西方向の変動が、「珠洲」で隆
起が見られるなど、この地域の地震活動とほぼ同期して地殻変動が観測されています。

硫黄島では、「硫黄島1」及び「M硫黄島A」で隆起が、「硫黄島2」で南向きの変動が
継続しています。

西之島では、火砕丘及びその周辺に非干渉領域が見られます。

桜島島内の「桜島」-「鹿児島2」等の基線では、2023年1月頃からわずかな伸びが見
られます。

国土地理院 23.3.8 令和5年2月の地殻変動
https://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2023-goudou0308.html

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
■□■□■□■□■ ~最近のFacebook「いいね!」トップ3~ ■□■□■□■□■
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

第1位 2月25日 釧路沖で最大震度5弱の地震
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/601378045364879/
第2位 2月17日 福岡県北西沖で最大震度3の地震
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/595353602633990/
第3位 地震雲? 人工地震?「違います」
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/592970189538998/

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
♪見守りケロタンからのお知らせ♪
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

◆SignalNow X (無償版) ダウンロードサービス実施中!!
http://www.estrat.co.jp/signalnowx.html
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/signalnowx/

----------------------------------━━━━★

◆新津波電文対応SignalNow Lite、販売中!!
気象庁の新津波電文に対応し、津波警報・注意報も通報することができます。
「高度利用者向け緊急地震速報(予報)」を利用した通報システムです。
http://www.estrat.co.jp/snlite.html

・~・・~・~・~・~・~・~・~・発行元・~・~・~・~・~~・~・~・~・

ストラテジー株式会社
〒182-0023 東京都調布市染地2-14-50
SignalNowシリーズの開発・配信事業を行っています。
緊急地震速報 地震動の予報業務の許可事業者 許可第198号
http://www.estrat.co.jp/

・~・・~・~・~・~・~・~・~・編 集・~・~・~・~・~~・~・~・~・

株式会社小林洋行コミュニケーションズ SignalNowデスク
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-15-7
https://kobayashiyoko-com.jp/sn/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright 2023 Strategy Corporation.

ページのトップへ戻る