Webマガジン 第221号  

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<WebマガジンSignalNow> 2023年2月15日・第221号
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(1)命を守る防災コラム 第167回
   免疫とワクチン接種の意味について
(2)内陸直下 活断層による地震に警戒を
(3)1月の地震活動及び火山活動について
(4)1月の地殻変動

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(1)命を守る防災コラム 第167回
   免疫とワクチン接種の意味について
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本題の前に、まず今回の「トルコ大地震」についてです。

2月6日午前4時17分(現地時間)、トルコ南部で発生したマグニチュード(M)7.8 の
巨大地震は、トルコとシリアをあわせた死者と行方不明者が2万9000人超(2月12日午
前時点)という甚大な被害となっており、心よりお悔やみとお見舞い申し上げます。

すでに国際的な支援も始まり、日本からも国際医療支援チームなどが現地に向かっている
ようです。

自衛隊の災害派遣部隊なども、追って派遣されるのかもしれません。

納税者のひとりとして、年度末で予算消化するための無駄で不要な道路工事等を止め、こ
ういう時にこそ必要とされる国際支援を行うなど、血税の使い道を適切にして欲しいもの
ですね。

トルコは、「アナトリアプレート、ユーラシアプレート、アラビアプレート、アフリカプ
レート」という4枚のプレートがひしめき合う地震多発地帯と言われます。

今回のトルコ大地震は、トルコの国土の大半が乗る「アナトリアプレート」と南東側の
「アラビアプレート」の境界部にあたる「東アナトリア断層」で、長さ100キロにわたる
断層線に沿って発生したと考えられます。

同じく4枚のプレートがひしめき合う日本の「東日本大震災」による死者と行方不明者を
上回る被害というのが深刻さを感じさせられます。

ところが、それらをさらに上回る「約6万7千人以上」の「超過死亡」が生じているのが
今の日本です。

大災害があったわけでもないのに、大災害の何倍もの超過死亡が生じている理由、その原
因として前号で「ワクチン接種」の因果関係を指摘した記事を紹介しました。

<参考> 前号(2023年1月15日・第220号、命を守る防災コラム・第166回)
https://www.kobayashiyoko-com.jp/sn/info_web220.html

これを指摘したのが「元厚生労働省のキャリア官僚であり、実名告白」であることが、そ
の信憑性を高めています。

今号は、前号の続きとして「免疫とワクチン接種の意味について」です。

「mRNAワクチンの特性」を理解するには、基本的な「免疫の知識」や専門用語を知って
おく必要があるため、次号で「mRNAワクチンの特性について」をお届けします。

今回の「新型コロナウイルスワクチン」というのは、そもそもどういう仕組みなのでしょ
うか?

本来の「ワクチン」とはどのように作用し、何をどうするために接種するのでしょうか。

これを正しく理解するには、まず「免疫」システムを理解する必要があります。ワクチン
が「免疫」を利用しているためです。

1.免疫とは

免疫には、2つのグループ「自然免疫」と「獲得(適応)免疫」があります。

すでにご存じで、その違いや仕組みを誰かに説明できるでしょうか。

2つの違いや「免疫システム」の説明を理解するには、次の用語を知っておく必要もあり
ます。

体外にある状態を「ウイルス」と呼び、ウイルスには細胞がありません。

ヒトの体の細胞はタンパク質なので、ウイルスはタンパク質を身にまとうことで細胞内に
侵入しようとします。

ウイルスが身にまとうタンパクを「スパイクタンパク質」と言い、これによって細胞内に
侵入されると「抗原」と呼びます。

ちなみに「抗原検査」というのは、この「抗原の有無」を調べるものです。

(1) 自然免疫

自然免疫のシステムは生まれながらに備わっていて、自然免疫を担う血液中の白血球に
は、次の5種類があります。

A.単球(マクロファージ)
B.リンパ球
C.好中球(食細胞)
D.好塩基球
E.好酸球

ウイルスが細胞内に侵入してくると、白血球全体の50%から70%を占める「好中球」が捕
食して丸呑みにし、排除していきます。

これが第1のグループ「自然免疫」の働きです。

このような食作用を持つ細胞のことを、貪食(どんしょく)細胞と言います。

自然免疫である「好中球」が処理し切れなかったものを「マクロファージ」なども貪食し
ます。

(2) 獲得(適応)免疫

自然免疫細胞の数にも限りがあり、細胞の中に入り込んでしまった病原体に関しては対処
するのが苦手とされ、そこで活躍してくれるのが「免疫」第2のグループ「獲得免疫(適
応)」です。

出生後、病原体や毒素などの異物と接することで獲得される「抗原」に特異的に働くのが
「獲得免疫」です。

基本的な免疫情報は、母親の「へその緒」と「母乳」から獲得します。

獲得免疫には、一度細胞内に侵入した病原体の情報を記憶し、再び侵入された時に一早く
対処できるよう学習できるという特徴があります。

獲得免疫では「リンパ球」が主役になります。

主にリンパ球には、T細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)の3種類があります。

自然免疫細胞は、抗原を貪食すると「リンパ球」である「T細胞(ヘルパーT細胞)」を
探してくっつき、抗原の情報をT細胞へ伝達します。

これを「抗原提示」と言います。

T細胞は、感染した細胞を一早く発見する働きと「B細胞へ攻撃命令を出す」働きがあり
ます。

T細胞から指令を受けた「B細胞」は、受け取った情報を元に「抗体(免疫グロブリンと
いうタンパク質)」を作ります。

抗体は、「抗原」となったウイルスにある「スパイクタンパク」に直接結合することで阻
害し、細胞内への侵入を阻みます。

この「抗体の有無」を調べるのが「抗体検査」です。

血液を採取し、血液中のタンパク質を調べ、抗体の有無を検査します。

こうした「自然免疫と獲得免疫」のシステムによって「感染を防ぐ」ことができます。

獲得免疫が発動するには約1週間を要するため、これを短縮するために、事前に「抗原提
示」して「抗体を作らせておく」のが本来の「ワクチン」の意味です。

この仕組みを利用して、従来のワクチン「天然痘」「麻疹(はしか)」「風疹」「結核
(BCG)」などが開発され、多くの人々を救ってきました。

これに対して「mRNAワクチン」は、人類史上初めて用いられるタイプのワクチンです。

まだ「治験薬」であり、臨床も不十分なまま、市場に投入されたことはご存じのことと思
います。

これは従来のワクチンとは異なり、遺伝子を細胞内に運び込む「mRNA医薬品」とでも呼
ぶべき製品です。

すでに分量オーバーのため、次号「mRNAの特性について」へ続きます。

by Hirono

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(2)内陸直下 活断層による地震に警戒を
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「阪神・淡路大震災」や「熊本地震」など、内陸の直下にある活断層でも大地震が発生し
甚大な被害をもたらしてきました。

政府の地震調査研究推進本部は活断層で地震が発生する危険度を「S」「A」などの4段
階に「ランク分け」したうえで警戒を呼びかけています。

阪神・淡路大震災が発生する前より切迫度が高いとされる活断層も。

記事中の地図を参考にし、備えを進めて下さい。

NHK 23.1.17
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/natural-disaster/natural-disaster_06.html

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(3)1月の地震活動及び火山活動について
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●地震活動
全国で震度3以上を観測した地震の回数は11回で、このうち最大震度4以上を観測した
地震は2回でした。

日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は73回でした。

●火山活動
警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです(2023年2月8日現在)。

諏訪之瀬島では、1月24日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)
から2(火口周辺規制)に引き下げました。

阿蘇山では、1月30日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であるこ
とに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。

ベヨネース列岩では、1月26日に噴火警報(周辺海域)及び火山現象に関する海上警報
を発表しました。

気象庁 23.2.8 令和5年1月の地震活動及び火山活動について
https://www.jma.go.jp/jma/press/2302/08a/2301jishin.html

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(4)1月の地殻変動
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2019年春頃から、四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。
この変動は、四国中部周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因する
ものと推定しています。

石川県能登地方では、2020年12月頃から「能都」で南南西方向の変動が、「珠洲」で隆
起が見られるなど、この地域の地震活動とほぼ同期して地殻変動が観測されています。

硫黄島では、「硫黄島1」及び「M硫黄島A」で隆起が、「硫黄島2」で南向きの変動が
継続しています。

西之島では、火砕丘の周辺に非干渉領域が見られます。

国土地理院 23.2.8 令和5年1月の地殻変動
https://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2023-goudou0208.html

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第1位 伊豆諸島「ベヨネーズ列岩」海水が変色 今後海底噴火の可能性
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/579001630935854/
第2位 我家の地盤は大丈夫? 盛土リスクの調べ方、対策は?
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/ 572620034907347/
第3位 南海トラフ地震の1週間以内に別の巨大地震、
最大で「平常時の3600倍起きやすい」 東北大などが試算:
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/ 572849621551055/

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