メールマガジン 第76号  

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<メールマガジンSignalNow> 2014年12月27日・第76号
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今年も1年間、ご愛読まことにありがとうございました。
今号で、今年は最終号となります。
次号は、新年号となります。来年もご愛読のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
良いお年を!

■■□―――――――――― INDEX ――――――――――□■■
(1)震度6弱に見舞われる確率予測、東京で倍増 手法の改定で
(2)第24回 地震の予知/予測について考える<Part3>
(3)気象庁「阪神・淡路大震災から20年」特設サイト
(4)“隠された地震”を解明する
(5)スマトラ島沖地震10年 想定外、「東日本」に類似・・・
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(1)震度6弱に見舞われる確率予測、東京で倍増 手法の改定で
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政府の地震調査委員会は19日、今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞わ
れる確率を示した「全国地震動予測地図」の2014年版を公開した。
今回から計算方法を大幅に改定したため、東京都(新宿区)では発生確率
が従来予測の26%から46%にほぼ倍増。多くの地域で確率が変わった。

産経ニュース2014.12.19
http://www.sankei.com/affairs/news/141219/afr1412190065-n1.html

地震調査委員会2014.12.19
全国地震動予測地図2014年版~全国の地震動ハザードを概観して~
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/14_yosokuchizu/index.htm

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(2)第24回 地震の予知/予測について考える<Part3>
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前号に引き続き、「電子基準点や海底基準点」、レーザー計測装置などを用
いて、地球規模における「変動の大きさ」を測量して「前兆」を見つけ、
地震を予測するという村井教授らの「測量工学からの地震予測」をご紹介
します。
「前兆」が現れてから、実際に地震が起きるまでの時間は、「地震の規模」
「震源の深さ」によって異なり、大きな地震ほど、時間が長くかかるそう
です。

また、大きな地震ほど、電子基準点が広範囲に、一斉に異常変動をするこ
とがわかっています。

◆東日本大震災の振り返り
宮城県で最初に、一斉に異常変動を示したのは2010年6月で、前兆から地
震発生まで、9か月もの長い時間がかかっていました。

宮城県の電子基準点は、2010年の6月に閾値(いきち)を超える異常変動
を示し、2010年9月に、宮城県の点を含む全国で一斉に異常変動が見られ
たそうです。

さらに経験則として、少数の基準点での異常変動の場合は、比較的小さい
地震であるのに対し、多数の基準点で異常変動が一斉に起きる場合は、「巨
大な地震」になることが多いとのことです。

次に、「震源の深さ」ですが、その深さが浅いほど、実際に地震が起きるま
での時間は短くなります。

◆鳥島近海地震の場合
2013年9月4日、東京から582キロメートル離れている鳥島の近海で、鳥島
近海地震(M6.9、震度4)が起きました。

震源は地下400キロメートルと極めて深いためか、震度4は宮城県、福島県、
茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、神奈川県の7県にまたがり、震源に近い
伊豆諸島は震度2でした。
村井教授らは、この地震については、予測することができませんでした。

◆栃木県北部、震度5強の地震の場合
2013年2月25日で発生した栃木県北部(日光市)の震度5強の地震、2014
年9月3日に同じ場所で起きた震度5弱の地震を例にすると、震源の深さが
10キロメートルと浅かったため、前兆から1か月以内での地震発生となりま
した。

ただし、「震源の深さ」は事前にはわからないので、現在の方法では、どうし
ても地震予測に、1か月から6か月の幅が生じるとのことです。

また、「震源の深さ」の値が極端に大きい場合、例えば100キロメートル
より深い場合には、地表にある電子基準点に異常変動が現れない場合もあ
るそうです。

その場合、前兆現象が現れないため、予測方法を応用する必要があるとい
うことです。

この12年間の検証研究の結果、地震に一番敏感に反応するのは「高さ」
方向の動きのため、水平方向の動きを参考にしつつも、「高さ」主として
地震予測の分析を行っていて、地球は、重力にもっとも影響されるから
だろうと考えられています。

◆地震予測をするための3つの指標
このような前兆に基づき、地震予測をするための指標には、大きくわけて
3種類のタイプがあります。

1.第一の指標「短期間の異常変動」
電子基準点データは、7日分が公開されるので、7日間で最大値と最小値
の差を見ます。

理論値ではなく、これまで積み重ねてきた経験値による閾値(いきち)を
もとに、4センチ超なら異常変動とみなし、5〜7センチ超ならば、さら
に上のクラスの異常変動としています。

2.第二の指標「長期間の傾向値」
約2年の間に、どの程度のプラス(隆起)があったか、またはマイナス
(沈降)したかを調べます。
短期間に変動しなくても、長期間にわたって変動する異常もあるというこ
とになります。

3.第三の指標「隆起または沈降の傾向値を累積した「累積変位」を計算
する場合」
震源が深い地震の場合には、異常な変動はゆっくり累積されると考えら
れます。

このように「地震予測」は、大まかに「いつ」「どこで」「どのくらい強い」
地震が、「どのくらいの確率でくるか」を「中長期的に予測する」という
困難な課題に挑戦する作業なのですね。

 

今年から本メールマガジンの連載を依頼され、筆者にとっては初めての連
載で、何かと戸惑うことも多かったのですが、みなさまのおかげで、無事
1年間、1号も落とすことなく、寄稿することができました。

あらためまして、1年間のご愛読、まことにありがとうございました。
厚くお礼申し上げます。

次号は、新年号となりますので、また気分も新たに、執筆活動に邁進した
いと思いますので、来年もご愛読のほど、どうぞよろしくお願い申し上げ
ます。

末筆ながら、良いお年をお迎えくださいませ。

by Hirono
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(3)気象庁「阪神・淡路大震災から20年」特設サイト
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甚大の被害が発生した阪神・淡路大震災から、平成27年1月17日で20年
の節目を迎えます。この特設サイトでは、阪神・淡路大震災を振り返ると
ともに、今後の地震に適切に備えていただくために必要な防災知識等に関
する情報を掲載しています。

気象庁
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/1995_01_17_hyogonanbu/index.html

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(4)“隠された地震”を解明する
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今から70年前(1944年)の12月、南海トラフを震源とするマグニチュード8
クラスの昭和の東南海地震が起きました。
激しい揺れと津波によって、1200人以上が亡くなったと言われていま
すが、戦時中だったため、当時、詳しい被害の実態は公表されず、“隠さ
れた地震”とも言われています。地震を体験した人が年々少なくなるなか、
最近になって地震直後に被害を記録した資料が見つかり、詳しい被害を調
べることで、将来、想定される巨大地震や津波への備えにつなげていこう
という研究が始まっています。

NHK2014.12.09
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_1209.html

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(5)スマトラ島沖地震10年 想定外、「東日本」に類似・・・
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史上最悪の津波災害となったインドネシアのスマトラ島沖地震から26日で
10年を迎える。想定外だったマグニチュード(M)9.1の巨大地震と大津波
による未曽有の被害は、東日本大震災との共通点も多い。その教訓を改め
て学びたい。

産経ニュース2014.12.08
http://www.sankei.com/affairs/news/141208/afr1412080006-n1.html

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■■□――――――― 2014年・年末スペシャル ―――――――□■■
□■■―― ~最近のFacebook「いいね!」トップ10~ ―――■■□

第1位 「富士山は『5年以内』に必ず噴火する」
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/845771255455559
第2位 11月22日22時08分頃、長野県北部で最大震度6弱の地震を観測
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/867830759916275
第3位 これは大噴火の前兆なのか 箱根山から「不気味な煙」が噴き出した!
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/876217049077646
第4位 9月27日 御嶽山が噴火
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/834541713245180
第5位 4月2日  「日本沿岸に津波注意報発表の可能性」
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/736872116345474
第6位 3月14日2時7分頃、伊予灘で最大震度5強の地震を観測
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/726799307352755
第7位  首都直下地震が起きた場合のアナタの街の危険度をチェック
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/820586977973987
第8位 「着衣泳」で水の事故防ごう 海外でも注目「Uitemate」
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/800574749975210
第9位 南海トラフ巨大地震「春までに起きる可能性」
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/694729240559762
第10位  千葉県沖 地震活動に注意を
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