メールマガジン 第88号  

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<メールマガジンSignalNow> 2015年6月27日・第88号
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■■□―――――――――― INDEX ――――――――――□■■
(1)「大地動乱の時代」突入? 大地震、噴火相次いだ9世紀と酷似
(2)第36回 浅間山の噴火と噴火警戒レベルについて
(3)最深級「世界が注目」=小笠原西方沖の地震-下部マントル付近、謎多く
(4)富士山の火山防災と監視体制

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(1)「大地動乱の時代」突入? 大地震、噴火相次いだ9世紀と酷似
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5月29日に口永良部島で爆発的噴火が起き、翌日には小笠原沖の地下深くで
東日本大震災以降最大のマグニチュード8.1の巨大地震が発生し、最大震度
5強を記録。また、今月16日には浅間山で小規模噴火が起きました。
東日本大震災は、869年の貞観地震と場所も大きさもほぼ同じであったこと
が指摘されています。実はこれだけではなく、最近の地震は9世紀後半と
よく似ているのです。
これから数十年以内に南海トラフでの大地震が起こる確率が高まっている
ことが懸念されていますが、9世紀には貞観地震の18年後に南海トラフで
大地震が起こっています。この時期は、地震だけでなく火山活動も活発で
した。
貞観地震より前ですが、864年には富士山で史上最大規模の貞観噴火が起
こっています。広大な青木ケ原の樹海はこの時の溶岩の上に樹木が生い茂
ってできたものです。
さらには、この9世紀後半には鳥海山や新潟焼山でも噴火が起こっていま
す。そしてその前後には、伊豆諸島でも1000年に1回程度しか噴火しない
新島や神津島が大噴火し、伊豆大島、三宅島でも大きな噴火が起こってい
ます。まさに、大地動乱の時代でした。最近の地震の起こり方がこの時代
に大変よく似ていることを考えると、当時と同じように、今後も、活発な
火山活動や大地震が継続するものと想定しておくべきだと言わざるを得な
いでしょう。

毎日新聞 2015.6.18
http://mainichi.jp/shimen/news/20150618dde012040003000c.html
そなえる防災 2013.1.30
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20130114.html

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(2)第36回 浅間山の噴火と噴火警戒レベルについて
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このところ、火山噴火や大規模地震などが続いています。

今号も予定を変更し、浅間山の噴火警戒レベル引き上げに関する情報をお
届けします。

◆浅間山の小規模噴火について
群馬県と長野県の県境付近にある浅間山では、4月下旬以降、山頂直下の
ごく浅いところを震源とする(体には感じない)火山性地震が増加してい
ました。

6月8日に、1日当たりの二酸化硫黄の放出量が500トンとなり、さらに
11日には1700トンに急増したことから、気象庁は午後3時半に「噴火警戒
レベル」を1から2へ引き上げる「火口周辺警報」を発表しました。

浅間山頂火口から500メートルの範囲では、火山ガスや噴気などが突然噴出
する可能性があり、立ち入りが危険な地域となっています。

◆噴火警戒レベルについて
噴火警戒レベルとは、火山活動の状況に応じて、5段階に区分して発表す
る指標です。

気象庁は「警戒が必要な範囲」を明示し、噴火警戒レベルを付して、地元
の避難計画と一体的に噴火警報・予報を発表します。

市町村等の防災機関では、あらかじめ合意された範囲に対して迅速に入山
規制や避難勧告等の防災対応を行えます。

レベル1:平常。対象範囲は火口内等。火山活動は静穏。火口内で火山灰
の噴出が見られる場合、「噴火予報」となる。

レベル2:警報。対象範囲は火口周辺。火口周辺の範囲において、生命に
危険が及ぶ噴火が発生する可能性があるため、立入規制が行われる「火口
周辺警報」となる。

レベル3:警報。対象範囲は火口から居住地域近くまで。居住地域近くま
で重大な影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるため、登山禁止、入山
規制などが行われる「火口周辺警報」となる。

レベル4:特別警報。対象範囲は火口から居住地域まで。居住地域に重大
な影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるため、避難準備措置となる
「噴火警報」となる。

レベル5:特別警報。噴火警報(居住地域)。対象範囲は火口から居住地
域まで。居住地域に重大な影響を及ぼす噴火が発生、あるいは切迫した
状況にあるため、避難が必要(避難勧告等)な「噴火警報」となる。

噴火警戒レベルは、火山噴火予知連絡会によって選定された47火山のう
ち、30火山(平成25年7月現在)で運用されています。

全国110の活火山のうち、噴火警戒レベルが運用されていない火山では、
5段階の警戒レベルはありませんが、同様の警報が(危険度に応じて)
出されます。

これら「噴火警報」・「火口周辺警報」は、報道機関、都道府県等の関係
機関に通知されるとともに、ただちに住民等に周知されます。
解除する場合等には「噴火予報」を発表することになっています。

◆現在「警報」が出されている火山
現在、次の火山に「警報」が出されています。

1.口永良部島(鹿児島県):噴火警報(居住地域)噴火警戒レベル5(避難)
2.御嶽山(長野と岐阜の県境):噴火警報(火口周辺)噴火警戒レベル3(入
山規制)
3.桜島(鹿児島県):噴火警報(火口周辺)噴火警戒レベル3(入山規制)
4.浅間山(群馬県):噴火警報(火口周辺)噴火警戒レベル2(火口周辺規制)
5.箱根山(神奈川県):噴火警報(火口周辺)噴火警戒レベル2(火口周辺規
制)
6.吾妻山(福島と山形の県境):噴火警報(火口周辺)噴火警戒レベル2(火
口周辺規制)
7.阿蘇山(熊本県):噴火警報(火口周辺)噴火警戒レベル2(火口周辺規制)
8.草津白根山(群馬県):噴火警報(火口周辺)噴火警戒レベル2(火口周辺
規制)
9.霧島連山の新燃岳(宮崎と鹿児島の県境):噴火警報(火口周辺)噴火警戒
レベル2(火口周辺規制)
10.諏訪之瀬島(鹿児島県):噴火警報(火口周辺)噴火警戒レベル2(火口周
辺規制)
11.西之島(小笠原諸島):噴火警報(火口周辺)入山危険
12.硫黄島(小笠原諸島):噴火警報(火口周辺)火口周辺危険
13.福徳岡ノ場(南硫黄島付近の海底火山):噴火警報(周辺海域)周辺海域
警戒

このところの各地の噴火と火山性地震、心配されますね。大きな災害とな
らないことを祈るばかりです。
続きは次号にて。

by Hirono

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(3)最深級「世界が注目」=小笠原西方沖の地震-下部マントル付近、謎多く
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小笠原諸島西方沖で5月30日に発生したマグニチュード8.1、最大震度5強
の地震は震源の深さが682キロで、世界の観測史上、最も深いクラスの地震
だった。地震の仕組みを研究する東京大大学院の井出哲教授は「上部マン
トルと下部マントルの境界近くで起きた地震であり、なぜ起きるか分から
ないことばかり。世界の研究者が注目している」と話している。
地震は地殻内の断層やプレート同士の境界の浅い所で起きることが多く、
深さ300~400キロまでは深くなるにつれて発生数が減る。これは次第に高
温高圧となり、断層が急激にずれて地震を起こすのが難しくなるためだ。
しかし、そこから深さ600キロにかけては逆に発生数が増える。伊豆・小笠
原海溝の太平洋プレートでも深さ500キロ程度で地震が多発しており、井出
教授は「プレートが下部マントルに近づいて沈み込みにくくなり、沈み込む
方向から押し返されるようにして地震が起きると推定される」と説明する。

時事通信 2015.6.20
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201506%2F2015062000172&g=soc

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(4)富士山の火山防災と監視体制
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富士山では2000年から2001年にかけて、地下15km位の深さで、深部低周
波地震と呼ばれる地震が活発化したことがあります。幸いにしてその時に
は噴火に至りませんでしたが、富士山が今後も噴火する可能性があること
を多くの人々に印象づけました。これが一つのきっかけとなって富士山で
も噴火に備えたハザードマップが作られることになりました。
現在、富士山の周辺には、地震計や傾斜計など、さまざまな観測計器が張
り巡らされています。富士山では300年以上も噴火が起こっていないので、
これまでこのような観測機器で噴火を観測したことがありませんが、他の
火山での経験から噴火前には地震が増加したり、山体が膨らむことが予想
されます。このため、いろいろな研究機関による観測データもリアルタイ
ムで気象庁に送られ、24時間で監視されているのです。
また、山梨県は6月11日、富士山の突発的な噴火を想定した避難ルートマ
ップを初めて策定し、ホームページで公開しました。
千~千七百年前に発生した噴火を基に、山梨側で予想される4パターンに
分け、それぞれのケースで逃げるべき方向を矢印で示しました。

そなえる防災 2014.3.20
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20140214.html
富士山噴火時避難ルートマップ 2015.6.11
http://bosai.pref.yamanashi.jp/kanren/index.php?id=66

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