メールマガジン 第90号  

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<メールマガジンSignalNow> 2015年7月27日・第90号
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(1)7月13日、大分県南部を震源とする最大震度5強の地震発生
(2)第38回 速報値と暫定値、揺れの長さについて
(3)日本列島の地殻変動
(4)災害被害を軽減する国民運動「一日前プロジェクト」

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(1)7月13日、大分県南部を震源とする最大震度5強の地震発生
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7月13日2時52分頃、大分県南部を震源とするマグニチュード5.7、
震源の深さは約58kmの大きな地震が発生し、佐伯市で震度5強を観測
したほか、中部地方から九州地方にかけて震度5弱~1を観測しました。
大分県南部の地震は比較的少なく、周辺では2012年11月に震度1を
観測して以来ですが、2013年4月の淡路島の直下型地震(最大震度6
弱)、昨年3月の伊予灘地震(最大震度5強)、また、今年2月の徳島地
震(最大震度5強)など、この2~3年で関西から九州地方にかけて
大きな地震が発生しています。

気象庁 2015.7.13
http://www.jma.go.jp/jma/press/1507/13a/201507130500.html

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(2)第38回 速報値と暫定値、揺れの長さについて
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今号は、地震における「速報値と暫定値」と「揺れの長さ」についてお届け
します。

◆速報値と暫定値はどう違う?

報道などの発表時に、震源の位置やマグニチュードの値などについて、
「速報値」もしくは「暫定値」という表現が用いられますが、その違いを
ご存じでしょうか?

「速報値」というのは、その言葉のとおり、地震発生直後に、地震情報、
津波警報や注意報などに用いられる「値」のことですね。

地震発生直後に、速やかに情報伝えるため、「速報値」の計算には、限定
された地震観測点のデータが使用されます。

あまりに多くの地点の観測データから計算しようとすると、時間がかかっ
てしまうためです。

それに対して、「暫定値」というのは、「速報値」に比べ、より多くの
地震観測点のデータを使用して計算された「値」のことです。

「速報値」よりもデータの数が増えるため、処理に時間がかかりますが、
震源の位置やマグニチュードの精度は上がります。

通常、「暫定値」は、地震発生日の翌日に発表されますが、規模の大きな
地震が発生した場合には、地震情報などで「速報値」を発表した後、「暫
定値」の計算を続けて行い、報道発表などで、なるべく速やかに「暫定値」
を発表することになっています。

その後、さらに「暫定値」について精査を行い、精度を確認し、最終的な
「値」を確定し、発表されます。

◆緊急地震速報とは?

上記の「速報値」、「暫定値」及び「値」は、気象庁の報道発表などに
おいて使用するもので、時間をかけながら精度を上げていくのに対し、
「緊急地震速報」は、報道発表などよりも早く発信されます。

「緊急地震速報」は、地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測
データ(先に来るP波(7km/s))を解析して震源や地震の規模(マグニ
チュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地における主要動の到達時刻
や震度を自動的に推定し、可能な限り、早く知らせる情報です。

◆大きな地震だと「強い揺れ」が続く時間も長くなる?

大きな地震がくると、多くの方が「随分長いなあ」と感じることと思います。
地震が大きいほど、揺れる時間も長くなるのでしょうか?

実は、地震による強い揺れが続く時間は、その地震の断層運動(岩盤が
ずれる動き)が継続する時間とほぼ同じなのです。

地震のエネルギーが小さければ、断層運動の時間も短くなるでしょうし、
地震のエネルギーが大きければ、断層が動いている時間も長くなると
考えられます。

よって、日本付近で発生する地震による強い揺れの場合、マグニチュード
7クラスの地震であれば約10秒間、マグニチュード8クラスの地震であれば
約1分間、マグニチュード9クラスの地震であれば約3分間継続すると
されています。

例えば、「阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震:平成7年(1995年)」では
約15秒、「東日本大震災(東北地方太平洋沖地震:平成23年(2011年)」
では、最長、約190秒強い揺れが続いたのでした。

揺れが長く続く地震ほど、要注意ですね!
次号もお楽しみに!

by Hirono

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(3)日本列島の地殻変動
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国土地理院では、地震調査研究、火山噴火予知研究のための広域地殻変動
監視等を目的として、約20km間隔で全国に約1300点の電子基準点を
設置し、毎日、24時間連続で観測データを取得して基線解析を行い、
日本全土で進行している地殻変動を連続的にとらえています。
地殻変動は、群発地震や大地震に伴い急激に生じる場合のほか、プレート
運動やマグマ活動に伴って、じわじわと進行する場合がありますが、近い
将来に発生が懸念されている東海地震の予知など、地震の発生メカニズム
の研究を進めるうえで、電子基準点の提供するデータが重要な役割を果た
すものと期待されています。
なお、直近の「全国の地殻変動状況」では、「東北地方太平洋沖地震後の
余効変動が東日本の広い範囲で見られ、火山周辺では、硫黄島において継
続的な地殻変動が見られる」としています。

国土地理院 2015.7.8
http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2015-goudou0708.html

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(4)災害被害を軽減する国民運動「一日前プロジェクト」
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もし、一日前に戻れたら・・・。
平成18年度にスタートした「一日前プロジェクト」は、「もし、災害の
一日前にもどることができたら、あなたは何をしますか」をテーマに、被
災者や災害対応に携わった人たちから当時の話を聞き取り、体験者ならで
はの思いや教訓から、国民一人ひとりの防災・減災への関心や意識を高め
ることを目的としており、これまでに生み出されたエピソードは800編
にものぼります。
災害に備えることの大切さを頭で理解はしていても、被災経験を持たない
人の多くは、実際に自分が被災したらどうなるかをイメージしにくいため
事前の備えも遅れがちです。
「タンスがあんなに簡単に倒れてくるなんて思わなかった」、「家族と連
絡が取れずとても不安だった」などの体験談から、私たちは多くを学びと
ることができるでしょう。

内閣府「一日前プロジェクト」
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/index.html

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□■■ ~最近のFacebook「いいね!」トップ3~ ■■□
第1位 7月13日、大分県南部を震源とする震度5強の地震発生
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1000049860027697/
第2位 7月10日、岩手県沿岸を震源とする震度5弱の地震発生
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/998311550201528/
第3位 霧島連山の硫黄山周辺で火山性地震増加
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/996097990422884/

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