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SEO内部対策とは?検索順位を上げる基本設定とチェックリストを紹介

SEO内部対策の基本を図解したイラスト
小林洋行com コラム編集部
この記事を書いた人
小林洋行コミュニケーションズは、東京・京都・名古屋・福岡・沖縄を拠点にしたインターネット広告代理店です。
1913年(大正2年)創業の小林洋行グループ全体で培った業務経験を活かした、幅広い広告プロモーションを展開しています。

これまでの集客経験や広告ノウハウを踏まえたコラム情報を発信しております。

「SEO内部対策が重要とわかっていても、何から手をつければよいのか…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

「専門用語が多くて、自分のサイトのどこに問題があるのかわからない」「記事を書き続けているのに検索順位が上がらない」「リライトしても変化が感じられない」、そんな状況に不安を覚える方も少なくないはずです。

SEOで成果が出ない背景には、検索エンジンに正しく認識されるための技術的な設定が不十分で、本来の評価を得られていないケースも少なくありません。

この記事では、SEO内部対策の基本から、検索エンジンに正しく評価されるための仕組みまでをわかりやすく解説します。初心者でもすぐに確認できるチェックリストもあわせて紹介しますので、ぜひサイト改善の参考にしてください。

SEO内部対策でお悩みの方は小林洋行コミュニケーションズにご相談ください

目次

SEO内部対策とは何か

SEO対策の全体像を示した図解

SEO内部対策とは、運営するウェブサイトの内部の設定を整え、Googleなどの検索エンジンにページ内容を正しく理解してもらうための施策です。

具体的には、サイト構造の整理、内部リンクの設計、タイトルや見出しの最適化、表示速度の改善、そして、クローラーにページを正しく認識させる設定などがあります。

検索エンジンは、ページの内容だけでなく「サイト全体がどのように構成されているか」も評価します。そのため、サイトの内容が良くても、ページが見つけにくい状態では、評価が得られず、検索結果の上位に表示されないケースがあります。

外部対策との違い

SEO対策は大きく分けて、「内部対策」と「外部対策」の2つがあります。

内部対策は、運営サイトの中を整える施策です。サイト構造や技術設定、コンテンツの整理などを行い、検索エンジンがサイト全体を理解しやすい状態にします。

一方、外部対策は、サイトの外部から評価を高める施策です。代表的なものが「被リンク」で、他のサイトからリンクされることで、そのページやサイトの信頼性が高いと判断されるようにします。

つまり、内部対策は「サイトの基盤を整える施策」、外部対策は「外部からの評価を高める施策」と捉えるとよいでしょう。

SEO内部対策のメリットとデメリット

SEO内部対策をするメリットは、検索エンジンがサイトの内容を理解しやすくなり、コンテンツの評価が正しく反映されることで、検索結果の上位表示が期待できる点です。

例えば、サイト構造が整理されていると、クローラー(検索エンジンがウェブ上の情報を収集するプログラム)がページを容易に見つけられ、タイトルや見出しが検索意図に合っていれば、検索結果でクリックされやすくなります。

また、サイトの表示速度やモバイル対応などの改善は、ユーザーにとっても読みやすくなり、サイト全体の評価が高まります。

デメリットとしては、設定項目が多く、専門用語や技術的な知識が必要になります。正しい設定を行わないと、検索結果の順位を下げる要因にもなります。

なお、内部対策だけを整えれば、上位表示できるとは限りません。競争が激しいキーワードでは、ページの内容の品質、外部対策である被リンクなども順位に大きく影響することも理解しておきましょう。

SEO内部対策チェックポイント【最優先項目】

内部対策には多くの項目がありますが、最優先すべきは順位に直結する部分です。

どれだけ良質なコンテンツを用意しても、Googleなどの検索エンジンに正しく認識されていない、評価が分散している、構造が乱れている状態では成果は出ません。

ここでは、検索評価の基盤を整えるために、最優先で行うべきポイントを解説します。

最優先でチェックしたいSEO内部対策
  • クロール・インデックス最適化
  • サイト構造・内部リンク設計
  • タイトル・見出し・重複整理
  • ページエクスペリエンス最適化
  • 構造化データ・検索結果最適化

クロール・インデックス最適化

最初に確認すべきなのは、「Googleに正しく認識されているかどうか」です。どれだけ質の高い記事を書いても、そもそも検索エンジンに正しく扱われていなければ成果にはつながりません。

検索エンジンがページを認識するまでには、大きく「クロール」と「インデックス」という2つの段階があります。

クロールとは、Googleのクローラー(Googlebot)がサイト内のページを巡回し、その内容を読み取ることを指します。この段階でページを発見されなければ、そもそも検索結果に表示される土台にも立てません。

インデックスとは、クロールされたページがGoogleのデータベースに登録され、検索結果に表示される候補になることです。

ただし、クロールされたからといって、必ずインデックスされるわけではありません。内容が重複している、品質が低いと判断されるなどの理由で、検索エンジンに登録すらされないこともあります。

つまり、SEOの出発点は「正しく見つけられ、正しく登録されているか」を整えることです。

XMLサイトマップを設置してクローラーにページを見つけてもらう

XMLサイトマップの役割を説明する図解

XMLサイトマップは、サイト内のページをGoogleに伝えるためのファイルです。

サイト全体の構成を示し、インデックスしてほしいページURLをクローラーが見つけやすくする役割があります。サイトマップを設置したら、Google Search Console(サーチコンソール)から送信します。

Google Search Consoleとは、Googleが無料で提供しているサイト管理ツールです。自分のサイトが検索エンジンにどのように認識されているかを確認したり、インデックス状況を管理したりできます。

送信方法については、Google Search Consoleの「サイトマップ」メニューにXMLサイトマップのURLを入力し、送信します。これにより、Googleに最新のサイト構成を通知でき、クロールとインデックスの促進につながります。

robots.txtを設定してクローラーの巡回範囲をコントロールする

robots.txtとは、「このページは見なくていいです」とGoogleに伝えるためのファイルです。robots.txtを使うことで、サイトの不要なページへの巡回を防ぎ、重要なページを優先的に見てもらいやすくなります。

ただし、設定を間違えると重要なページまでブロックしてしまうおそれがあります。そうなると、検索結果に表示されなくなる可能性があります。

WordPressの場合は、All in One SEOなどのプラグインからrobots.txtの内容を確認できます。

管理画面→All in One SEO→ツール→robots.txt編集

一般的な設定例は次の通りです。

User-agent: *
Disallow: /wp-admin/
Allow: /wp-admin/admin-ajax.php

User-agent: * では、「User-agentが検索エンジン」を指し、「*(アスタリスク)はすべて」を表します。つまり、「すべての検索エンジンに対して」という意味です。

Disallow: /wp-admin/は「wp-adminのページはDisallow(見ないでください)」ということを表しています。

Allow: /wp-admin/admin-ajax.phpは「例外として、/wp-admin/admin-ajax.phpは見てよい」という意味です。

なお、これらは、特別な理由がない限り、無理に変更する必要はありません。「設定を変更する」よりも「念のため、設定が間違っていないか確認する」という認識で問題ありません。

noindexを設定して検索結果の表示ページを管理する

noindex(ノーインデックス)とは、「このページは検索結果に表示しないでください」とGoogleに伝える設定です。

ページ自体はクロールされますが、検索結果には表示されなくなります。

ここでよく混同されるのがrobots.txtとの違いです。

  • robots.txt:クローラーに「このページは見に来ないでください」と伝える
  • noindex:クローラーには見せるが「検索結果には出さないでください」と伝える

つまり、「robots.txtは巡回を止める設定」ですが、「noindexは表示を止める設定」です。

もしも、誤って重要なページにnoindexを設定してしまうと、そのページは検索結果に表示されません。サイトに何かしらの設定をした後に順位が落ちた場合、この設定ミスが原因かもしれません。

なお、WordPressで、SEO SIMPLE PACKのプラグインを使用している場合は、投稿編集画面の下部にある「SEO SIMPLE PACK 設定」から「このページをインデックスしない(noindex)」にチェックを入れるだけで設定できます。

canonicalを設定して正しいURLを検索エンジンに伝える

canonicalタグで検索エンジンに正規ページを伝える仕組みの図解

canonical(カノニカル)は英語で「正規の」という意味です。サイト内で同じ内容のページが、複数のURLで表示されることがあります。

例えば、複数のURLが表示されるケースは、以下のような場合です。

複数のURLが表示されるケース
  • httpとhttpsの両方で表示される
  • wwwあり/なしで表示される
  • URLの最後に「/」がある場合とない場合がある
  • 「?id=123」などのパラメータ付きURLが量産されている

GoogleはURLが違うと、別のページとして認識するため、そのままにしておくと評価が分散する可能性があります。

そこで使用するのがcanonicalタグで、「このURLが正しいページです」と検索エンジンに伝える役割を持っています。

canonicalタグが正しく機能していることを確認するには、URLの統一とタグの出力、2つの条件が揃っているかをチェックする必要があります。

具体的には、次の2点を確認しておきましょう。

  1. サイトのURLが「https」に統一されている
  2. SEOプラグインがcanonicalタグを自動で出力している

1.「https」の統一を確認する方法としては、ブラウザのアドレスバーに「http://あなたのサイト」を入力し、ページが自動的に「https://あなたのサイト」(httpにsあり)に変われば問題ありません。また、「https://www.あなたのサイト」と「https://あなたのサイト」(wwwなし)のどちらかに自動で転送されれば、URLは正しく統一されています。

2.canonicalタグの設定を確認する方法としては、ブラウザで記事ページを開き、画面上で右クリックして「ページのソースを表示」を選択します。表示されたソース画面で「Ctrl+F」を押し、「canonical」と検索します。

以下の表示なら問題ありません。

<link rel=”canonical” href=”https://example.com/article”>

404と301リダイレクトを適切に管理する

404とは、「ページが見つかりません」と表示されるエラーのことです。存在しないページにアクセスした場合に表示されるもので、サイトとしては正常な動作です。

ただし、今まで存在したページを別のURLに移動した場合は、404のままにせず、古いURLから新しいURLへ自動転送させる「リダイレクト」の設定が必要です。

リダイレクトにはいくつか種類がありますが、SEO内部対策では一般的に「301リダイレクト」を使用します。

301リダイレクトとは「このページは恒久的に別のURLへ移動しました」という意味で、検索エンジンに新しいページへ評価を引き継ぐよう伝える設定です。

リダイレクトの流れは次のとおりです。

古いURLにアクセスがある

301リダイレクトで新しいURLへ転送

新しいURLが表示され、評価は新しいURLに引き継がれる

なお、ユーザーの体感としては、古いURLにアクセスすると、瞬時に新しいURLへ自動的に切り替わるように見えます。

リダイレクトを簡単に設定する方法は、WordPressのプラグイン「Redirection」を利用する方法です。

WordPressの管理画面から、古いURL(転送元)と新しいURL(転送先)を指定するだけで、301リダイレクトを設定できます。また、設定の内容は一覧で管理できるため、確認、変更、削除がしやすいというメリットがあります。

ただし、設定を誤ると、ページが表示されなくなる問題が起こる場合があります。仕組みを十分に理解していない場合は、無理に設定しないことが重要です。

サイト構造・内部リンク設計

Googleなどの検索エンジンは、1ページだけでなく「サイト全体がどんなテーマで整理されているか」を見ています。

ページや記事をただ増やすだけでは、評価は高まりません。関連する記事同士が整理され、テーマごとにまとまっていることが重要です。

ディレクトリ構造を整理してサイトのテーマを明確にする

ディレクトリ構造とは、サイトのURLがどのような階層で整理されているかを示すものです。

理想は、次のような3階層の構造です。

理想のディレクトリ構造

第1階層:トップページ

第2階層:カテゴリー

第3階層:記事コンテンツページ

この形にすることで、「このサイトはこのテーマを扱っている」とGoogleが理解しやすくなります。階層が深くなりすぎる(4階層以上)と、クロールの効率が落ち、重要なページであっても見つけてもらえなくなる可能性があります。

カテゴリー設計を整理してサイトの専門性を高める

カテゴリーは「テーマの親ページ」で、サイトの専門性を示す要素になります。

確認すべきポイントは、「キーワードの軸で分類されているか」「似たカテゴリーが増えすぎていないか」などです。

例えば、英会話のサイトで以下のように、ほぼ同じ意味のカテゴリーを複数作ると、本来の評価が損なわれる可能性があります。

  • 英会話 勉強法
  • 英会話 学習方法
  • 英会話 上達のコツ

カテゴリーは細かく分けるのではなく、内容のテーマごとにまとめる必要があります。

パンくずリストを設置してサイト構造をわかりやすくする

パンくずリストとは、現在のページの位置を示すナビゲーションのことです。

例えば、英会話のサイトなら、このようなパンくずリストが考えられます。

トップ > 英会話 > 日常英会話
トップ > 英会話 > ビジネス英語

これにより、「ユーザーが現在のページの位置を把握できる」「Googleがサイト構造を理解しやすくなる」という効果があります。

WordPressの場合は、「All in One SEO」や「Yoast SEO」などのプラグインを使うと、設定画面からパンくずリストを一括で設置できます。設定方法は、各プラグインのガイドをご確認ください。

内部リンクを集めて重要ページの評価を高める

内部リンクは、ユーザーが関連情報を続けて読めるようにする仕組みです。あわせて、リンクを通じて、ページ同士の関連性が検索エンジンに伝わります。

Googleの評価は、リンク元ページ→内部リンク→リンク先ページという流れで評価が移動します。

そのため、関連性の高いページ同士をつなぐだけでなく、以下のページに内部リンクを集める設計にするとよいでしょう。

内部リンクを集めたいページ
  • 収益につながるページ
  • 上位表示させたいページ

なお、内部リンクに使う文字のことをアンカーテキストと呼び、これも重要な要素です。

例えば、英会話サイトの場合、以下のように、内容が理解できる言葉でリンクを設定したほうが効果的です。

  • 良い例:英会話の発音練習のコツはこちら
  • 悪い例:詳しくはこちら

タイトル・見出し・重複整理

タイトルや見出しは、内部対策の中でも特に重要で順位に大きく影響します。

キーワードの設計や構造が乱れていると、ユーザーが読みにくく、思うような評価が得られないことがあります。

タイトルタグはユーザー検索意図に合わせる

タイトルタグは検索結果に表示されますが、確認のポイントは次の通りです。

タイトルタグのチェックポイント
  • 対策キーワードが自然に含まれているか
  • 検索意図と合っているか
  • 上位サイトと比べて差別化ができているか

つまり、ユーザーの検索意図である「知りたいこと」や「悩み」「解決策」をタイトルに表すことが大切です。

例えば、対策キーワードが「ダイエット 食事」の場合、以下のタイトルタグが考えられます。

  • ダイエットに効果的な食事メニュー7選!無理なく続く食事法
  • ダイエット中の食事で気をつけることは?太らない食べ方を解説
  • ダイエット食事法の完全ガイドを公開!避けるべき食品とおすすめメニュー

見出し構造(H1〜H5)を整理してページ内容を理解しやすくする

SEOにおける見出し構造の基本を示した図解

見出し(H1〜H5)は、ページの設計図のような役割を持ちます。

見出し構造の基本ルール
  • H1は原則1つにする
  • H2の下にH3が入るなど、階層を正しく使う
  • H2の配下にH4やH5を配置せず、関連した内容ならH3、別の内容ならH2にする
  • 無理してH4、H5を使う必要はない
  • キーワードを不自然に詰め込まない

見出しは、大きなテーマ→その詳細→さらに細かい内容や補足、というように整理します。

カニバリを防いでキーワード評価の分散を防ぐ

カニバリとは、同じキーワードを狙った記事を複数作ってしまい、評価が分散する状態のことです。

例えば、以下のように、ほぼ同じ検索意図の記事が複数あると、Googleが判断しにくくなります。

  • 卵焼き 作り方
  • 卵焼き レシピ
  • 卵焼き 簡単 調理法

このような場合は、記事を統合したり、削除したりすることを検討しましょう。

重複コンテンツの有無を確認して評価の分散を避ける

重複コンテンツとは、内容がほとんど同じページが複数存在している状態です。

例えば、以下のようなページが重複コンテンツに該当します。

  • ほぼ同じ文章の別URLページ
  • タグページが増えすぎて中身が似通っている

ここで重要なのは、さきほどのカニバリとの違いです。

・カニバリ:狙っているキーワードが重なっている問題
・重複コンテンツ:ページの内容そのものが、ほぼ同じ問題

つまり、「カニバリは検索意図の設計ミス」、「重複はサイト構造や管理の問題」と言えます。

ページエクスペリエンス最適化

エクスペリエンス(experience)とは、体験、経験という意味で、Googleは、内容だけでなく「サイトの見やすさ、使いやすさ」も評価しています。

ページの表示が遅い、文章が読みにくい、快適にページが見えない状態では、順位にも悪影響が出ます。

ページ速度を改善してユーザーの離脱を防ぐ

表示が遅いページは、内容を見る前に離脱される可能性が高くなります。

ページの表示がわずか数秒遅れるだけでも、ユーザーは離脱します。せっかく有益な情報を掲載しても、ページの表示前に離脱されると、当然ながら内容が読まれることはありません。

Google(Lighthouse 公式ドキュメント)によると、ページ速度を評価する指標「LCP」(Largest Contentful Paint)は、2.5秒以内であれば良好とされています。

改善策としては、「掲載している画像のサイズを小さくして、表示を速くする」「使っていないプログラム(JavaScriptなど)を削除する」などがあります。あわせて「WordPressのサイトを高速化する方法は?」も参考にしてください。

なお、表示速度は、Googleの無料ツール「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」で確認できます。

Core Web Vitalsを改善して快適性を高める

Core Web Vitals(コアウェブバイタル)は、ページ表示の速度や操作性、安定性など、「ユーザー体験の品質」を評価する指標です。

Core Web Vitalsの主な項目は次の3つです。

Core Web Vitals(コアウェブバイタル)の項目
  • LCP:ページの主要コンテンツが表示されるまでの時間
  • INP:クリック、タップなどのユーザー操作に対しての画面の反応時間
  • CLS:ページ表示中にレイアウトがどれだけズレたかを示す指標

例えば、読み始めた瞬間に、ウェブ広告などで画面がずれると、体験は大きく悪化するため、その点も含めて確認しましょう。

モバイル対応を整えてスマホでも見やすくする

Googleは、モバイルファースト インデックスを採用しており、スマホのページを基準にクロールやインデックス、検索順位の判断を行います。

つまり、スマホで読みやすく操作しやすい「画面設計」であることが重要です。パソコンでは問題なくても、スマホで読みにくいと、評価が下がる可能性があります。

そのため、スマホの表示で確認したいのは次の点です。

スマホの表示で確認したいチェックポイント
  • 文字が小さすぎて読みにくくないか
  • ボタンやリンクが小さすぎて押しにくくないか
  • 画面サイズに合わせてレイアウトが自動で調整されているか

スマホでストレスなく読めることが、前提条件になっています。

画像を最適化して表示速度と理解度を高める

ページ内に使用する画像も、そのまま使うのではなく、きちんと整える必要があります。

  • 必要以上に大きいサイズの画像は、リサイズやトリミングを行う
  • 画像に説明文を付ける(alt属性の設定)

画像が大きすぎると、ページの表示が遅くなり、ユーザーが離れてしまいます。

なお、画像に説明文(alt属性の設定)を付けると、Googleが画像の内容を理解しやすくなり、さらにGoogleの「画像検索」からアクセスが増える可能性もあります。

構造化データ・検索結果最適化

構造化データとは、ページの内容をGoogleにわかりやすく伝えるための「目印」のような情報です。

検索結果の順位を直接上げる要素ではありませんが、検索結果の表示を最適化する効果があります。

なお、構造化データの設定は、WordPressのプラグイン「All in One SEO」「Yoast SEO」「RankMath」などで、比較的スムーズに導入できます。

構造化データは、Schema(スキーマ:schema.org)というルールに基づいてページの情報を検索エンジンに伝える仕組みで、プラグインを利用すればコードを直接書く必要はありません。

一般的には、投稿画面のSEO設定からスキーマタイプ(Schema)を選択し、Articleなどの記事用の構造化データを設定します。詳細は各プラグインのガイドなどを参照してください。

Article構造化データの設定で記事の情報を正しく伝える

ブログ記事にArticle(アーティクル)の構造化データを設定すると、Googleに対して「このページは記事です」と明確に伝えられます。

さらに、「公開日」「更新日」「著者名」といった情報も、ただの文章ではなく「意味のある情報」として認識されます。

通常のテキストだけでは、Googleはそれが日付なのか、本文の一部なのかを判断しづらいですが、Articleを使えば、記事としての情報を正しく伝えられます。

FAQ構造化データの設定で検索結果で目立たせる

例えば、記事内にある、「よくある質問」コンテンツに

Q.ダイエット中に夜ご飯は抜くべきですか?
A.基本的には抜かないほうがよいです。

と書いてあっても、何も設定していなければ、Googleはそれを「普通の文章」として読み取ります。つまり、これが質問なのか、回答なのかまでは正確に判断できません。

しかし、FAQ構造化データを設定すると、

これが質問です→ Q.ダイエット中に夜ご飯は抜くべきですか?
これが回答です→ A.基本的には抜かないほうがよいです。

とGoogleに明確に伝えられます。

その結果、質問と回答がGoogleの検索結果の「関連する質問(People Also Ask)」として表示されることがあります。

実際に「睡眠 コツ」と検索すると、関連する質問が上部に表示され、「一番いい睡眠方法は何ですか?」「眠れない時はどうしたら眠れる?」などの表示が確認できます。

SEO内部対策チェックポイント【重要項目】

ここからは、内部対策の基礎を整えたあとに、成果を最大化するためのポイントを解説します。検索結果でのクリック率、サイト全体の品質、信頼性、データ分析などを継続的に見直すことで、サイトやページの評価をさらに高められます。

重要事項としてチェックしたいSEO内部対策
  • CTR(クリック率)改善要素の最適化
  • 低品質・不要ページの整理
  • E-E-A-Tを支える内部要素
  • OGPの設定でSNSでの表示を最適化する
  • 計測ツールの活用

CTR(クリック率)改善要素の最適化

検索結果では、どの順位に表示されるかだけでなく、「どれだけクリックされるか」も重要です。

CTR(Click Through Rate)とはクリック率のことで、検索結果に表示された回数のうち、どれだけクリックされたかを示す指標です。

同じ検索結果の順位が3位でも、CTRが5%から10%に上がれば、アクセス流入は単純に2倍になります。

メタディスクリプションを最適化してクリック率を高める

メタディスクリプションとは、検索結果に表示されるページの説明文のことです。

順位を直接上げる要素ではありませんが、CTR(クリック率)に影響します。

メタディスクリプションのチェックポイント
  • 「探していたページだ」と思わせる宣伝文の役割を果たしているか
  • ページごとに固有の説明文を作っているか
  • そのページと関係の深い具体的な情報を入れているか
  • 80〜120字程度に収まっているか

例えば、「おいしい料理の作り方」なら以下のようなメタディスクリプションが考えられます。

  • 良い例:おいしい料理を作るための具体的な手順と失敗しないコツをわかりやすく紹介。初心者でも今日から実践できるポイントをまとめて解説します
  • 悪い例:おいしい料理の作り方を詳しく解説します。

検索ユーザーは、説明ではなく「何がわかるのか」「読むメリット」を求めているため、その点を意識しましょう。

低品質・不要ページの整理

SEOは、記事をたくさん増やせば評価が上がる、という仕組みではありません。

検索エンジンは1ページだけでなく、サイト全体の質を見ています。内容が薄いページや役割のないページが増えると、せっかく良質な記事があっても、サイト全体の評価が得られないことがあります。

タグページについては、WordPressを使っているサイトで起きる問題です。

タグページの増加を防ぎサイト品質を保つ

タグを計画なしに増やすと、意味の薄いタグページが大量に作られ、中身がほとんどないタグページは、評価を下げる要因になります。

タグページで確認する項目は次の通りです。

タグページのチェックポイント
  • 意味のないタグが大量に作られていないか
  • 記事が1本しかないタグページが存在していないか
  • カテゴリーとタグの役割がほぼ同じになっていないか

WordPressの場合は、管理画面から確認できます。「投稿」→「タグ」を選択すると、タグの一覧が表示されます。そこで、似た意味のタグが並んでいないかを確認します。

例えば、「ダイエット」「ダイエット方法」「痩せる方法」「減量法」のように、ほぼ同じ意味のタグが複数存在したら、削除したり、まとめることをおすすめします。

内部検索ページをnoindexにして不要なインデックスを防ぐ

サイト内検索の結果ページは、原則として検索結果への表示は不要です。そのため、通常はnoindexを設定し、検索エンジンにインデックスさせないようにします。

例えば、次のようなURLがあります。

/s?q=ダイエット(または /?s=ダイエット など)

これは、ユーザーがサイト内でキーワード検索をした際に、自動で生成される「サイト内検索の結果ページ」です。

このようなページは、検索キーワードごとに無数に生成されるため、noindexを設定しておきましょう。

低品質ページを整理してサイト全体の評価を守る

低品質ページとは、内容が薄くユーザーのニーズに応えていないページを指します。

例えば、次のようなケースです。

  • 文字数が極端に少なく、情報がほとんど載っていない
  • 情報が古いままで、販売が終了した商品やサービスを紹介したままになっている
  • 競合ページと比べて、一般的で薄い内容になっている

薄いページは、そのままにせず、内容を追記やリライトして強化する、関連ページとまとめて再構成する、削除する、といったことを検討しましょう。

E-E-A-Tを支える内部要素

E-E-A-Tは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字です。Googleがコンテンツを評価する際に重視する考え方で、「その情報は信頼できるか」を判断する指標とされています。

特にYMYL(Your Money or Your Life)領域、つまりお金・医療・法律など人生に大きな影響を与える分野では、重要性が高まります。

また、それ以外のジャンルでも評価の安定に影響します。

運営者情報を明示してサイトの信頼性を高める

まず重要なのは「誰が運営しているのか」が明確かどうかです。

運営者情報を確認するポイントは次の通りです。

運営者情報のチェックポイント
  • 運営者や会社概要、代表者が記載されているか
  • 所在地や事業内容などの実在性が確認できるか

運営者がわからないサイトは、どれだけ内容が良くても信頼を得にくい傾向があります。

監修者情報を掲載して専門性を示す

専門性が求められるテーマでは、監修者情報が重要です。

監修者情報を確認するポイントは次の通りです。

監修者情報のチェックポイント
  • その分野で専門家監修が必要な内容か
  • 監修者のプロフィールに具体的な経歴や実績があるか
  • 名前を載せただけの形式的な監修になっていないか

「監修者がいること」よりも、監修者の実在性と専門性が伝わることが重要です。

問い合わせ導線を設置して連絡手段を明確にする

サイトの信頼性を考えるうえで、連絡手段が用意されていることは重要です。

確認するポイントは、問い合わせページが設置されているか、そしてメールフォームやメールアドレス、電話番号など、具体的な連絡方法が明示されているかどうかです。

連絡先が見つからないサイトは、ユーザーにとって不安につながります。何か問題があった場合に連絡できることは、安心感を与える要素になります。

OGPの設定でSNSでの表示を最適化する

OGP(Open Graph Protocol)とは、X(旧Twitter)やInstagram(インスタグラム)、Facebook(フェイスブック)などSNS上でページ情報を正しく共有するための公開ルールです。

SNSでURLが共有されたときに、「タイトル」「画像」「説明文」などの情報を正しく表示させるための仕組みです。

SEO順位には直接影響しませんが、SNSで拡散されやすくなることで、被リンク獲得や外部評価に間接的に影響します。

OGPの設定を確認するポイントは次の通りです。

OGPのチェックポイント
  • OGP画像のサイズが適切か(1200×630px以上が推奨)
  • 何も設定されていないデフォルト画像になっていないか

確認の方法としては、「実際にSNSの投稿内容にURLを貼って、どう見えるかを確認する」ことです。

計測ツールの活用

SEOの内部対策は、一度の設定で完了ではなく、数値データを確認し改善を繰り返すことが必要です。

そのために使うのが、Google Search Console(サーチコンソール)とGoogle Analytics(アナリティクス)で、どちらも基本的には無料で利用できます。

Google Search Consoleで検索パフォーマンスを把握する

Google Search Consoleは「検索結果での動き」を確認するツールです。

Google Search Consoleでの確認ポイント
  • 検索クエリ別表示回数(どのキーワードで何回表示されたか)
  • CTR(クリック率:表示されたうち何%クリックされたか)
  • 平均掲載順位(検索結果において平均して何位に表示されているか)
  • インデックスカバレッジ(正しく登録されているか)

例えば、表示回数は多いが、CTRが低いページがあった場合、「見られているのに選ばれていない」状態なので、改善余地が大きいページです。

この場合、「タイトルに検索意図に合った具体的な言葉を入れる」「メタディスクリプションで結論やメリットを明確に示す」などの対策が考えられます。

Google Analyticsでユーザー行動を分析する

Google Analyticsは、「サイトに来た後のユーザーの行動」を確認するツールです。

Google Analyticsでの確認ポイント
  • 自然検索流入ページ(どのページに検索からアクセスが来ているか)
  • 滞在時間(そのページがどれくらい読まれているか)
  • エンゲージメント率(他のページを見る、一定時間滞在するなどの行動があったか)
  • CVR(コンバージョンレート:問い合わせや購入などの成果につながったか)

順位が上がることも大切ですが、それだけでは十分とは言えません。問い合わせや購入などの成果につながっているか、まで確認することが大切です。

なお、CVRは自動で計測されるものではなく、成果の定義を決めて別途設定して計測できる指標です。あわせて「CVRを改善する方法は?」もご覧ください。

SEO内部対策チェックリスト

このチェックリストを使うことで、SEO内部対策の基本項目が適切に設定されているかを一通り確認できます。

定期的に確認し、問題がない状態を維持するようにしてください。

Noチェック項目確認内容
1XMLサイトマップXMLサイトマップを作成しGoogle Search Consoleで送信されているか
2robots.txtrobots.txtで重要ページまでブロックしていないか
3noindex設定重要ページに誤ってnoindexが設定されていないか
4canonicalとURL統一canonicalタグが出力されているか、http / https や wwwありなしが統一されているか
5404・301リダイレクト必要なページが誤って404になっていないか、URL変更ページに301リダイレクトが適切に設定されているか
6ディレクトリ構造階層が深くなりすぎていないか(4階層以上など)
7カテゴリー設計似た意味のカテゴリーが複数作られていないか
8パンくずリストパンくずリストは設置されているか
9内部リンク上位表示させたいページへの内部リンクが不足していないか
10タイトルタグ対策キーワードや検索意図とずれたタイトルになっていないか
11見出し構造H1〜H5の階層が正しく設定されているか
12カニバリ同じキーワードを狙った記事が複数存在していないか
13重複コンテンツ内容がほぼ同じページが複数存在していないか
14ページ速度表示速度が極端に遅いページになっていないか
15Core Web Vitals(コアウェブバイタル)操作性やレイアウトに安定性はあるか
16モバイル対応スマホで文字が小さすぎる、操作しにくい状態になっていないか
17画像最適化画像サイズが大きすぎたり、alt属性が適切に設定されているか
18構造化データ記事やFAQなど必要な構造化データが設定されているか
19メタディスクリプションメタディスクリプションが設定されているか
20低品質ページ内容が薄いページや情報が古いページが放置されていないか
21サイト信頼性(E-E-A-T)運営者情報、監修者情報、問い合わせページなど、専門性や信頼性(E-E-A-T)を示す情報が設置されているか
22OGP設定SNS共有時に表示されるOGP(タイトル・画像・説明文)が正しく設定されているか
23計測ツールの活用Search ConsoleやAnalyticsで、定期的にユーザーの動向を確認しているか

内部対策をしても上位表示しないときに考えたいこと

内部対策を整えても順位が動かない場合、技術的な問題よりも「戦略面」に原因があることが多いです。初歩的なことから、SEOの運用に慣れていても見落としがちなポイントも紹介します。

検索意図は本当に合っているか

キーワードに対して、本当にユーザーが求めている答えを提供できているかを見直します。記事が「キーワードに一致」していることよりも、「検索ユーザーのニーズや心理に合っていること」が重要です。

例えば「ダイエット 食事」で検索したユーザーは、単に食事の知識を知りたいわけではなく、「今の生活の中ですぐ実践できる情報」を求めている可能性があります。

  • 何を食べれば太らないのか?甘い食べ物でも太らないものはあるか?
  • 料理が得意でなくても、実際にできる具体的なダイエット食事メニュー
  • 職場に弁当を持参するのは面倒なので、コンビニでも実践できる方法
  • 我慢せずに食べながら痩せられる方法はないのか?
  • 難しいことや面倒なことはしたくない

もしも、記事の内容がダイエットの仕組みや、栄養に関してのよくある一般論だけの場合、キーワードは合っていても、ユーザーの細かなニーズには応えられていない可能性があります。

改善が部分的になっていないか

SEOは1つの要素だけで、大きく順位を上げることは難しいです。

例えば、タイトルを改善しても記事の内容が浅ければ、評価は上がりません。 逆に、内容が良くても、構造が不明瞭だったり、他の記事との内部リンクが不足していれば、評価されないこともあります。

タイトル、見出し、コンテンツ内容、内部リンク、読みやすさなど、全体でユーザーにわかりやすいかを確認してください。

競合と比較して十分な内容か

上位ページと比べて、情報量、具体性、わかりやすさが不足していないかを確認します。

SEO内部対策はあくまで基礎の部分であり、内容が競合より弱ければ順位は上がりません。

実際の上位記事を読み、「どんな情報が書かれているのか」「どんな説明、表現をしているのか」「どこがわかりやすいのか」「図解イラストなどはあるか」などを客観的に比較することが重要です。

被リンクなどの外部からの評価が不足していないか

競争が激しいキーワードでは、他のサイトから自社のサイトへ向けられた「被リンク」やサイト運営会社の認知度なども順位に影響します。

多くのサイトから紹介されているサイトやページは、検索エンジンからも評価されやすくなります。内容や内部対策が同程度であれば、被リンクの多いサイトが上位表示されることがあります。

まとめ

SEO内部対策は、良質なコンテンツを作るための準備となる施策です。検索エンジンに正しく認識され、ユーザーにも読みやすくすれば、価値が評価されやすくなります。

SEO内部対策は、検索意図、競合状況、ユーザー行動などを確認しながら、継続的に見直していくことが重要です。

まずはSEO内部対策チェックリストを活用し、サイトの基本的な設定や構造に問題がないかを確認してください。サイトの内部対策が整えば、コンテンツも評価されやすく、検索結果の上位表示を狙えるでしょう。

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小林洋行com コラム編集部
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