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ロレックス投資は儲かる?買い方・売り方から狙い目モデル、税金まで解説

ロレックス投資は儲かる?買い方・売り方から狙い目モデル、税金まで解説
小林洋行com 金買取・ブランド買取コラム編集部
この記事を書いた人
古物営業法許可番号
東京都公安委員会 第301052620348 号

1913年(大正2年)創業の「小林洋行グループ(東証上場)」が金融・商品市場に携わる中で培ってきた知見と、小林洋行コミュニケーションズのWebマーケティング・SEOのノウハウを活かし、金買取やブランド品の買取に関する情報を発信しています。

金相場や買取価格の動向、買取店のサービス・手数料・査定方法などを調査・比較し、読者の皆様が大切な資産を安心して売却できるよう、正確性・客観性・実用性を重視した情報提供を目指しています。

ロレックス投資は正規店で人気モデルを定価購入できれば、大きな利益が期待できる投資です。

2026年10月時点で、デイトナ126500LN(白文字盤)の平均買取価格は定価の約230%に達しました。

定価の値上げに支えられ、相場全体もじわじわと上昇しています。

一方で、中古相場で購入すると利益はほとんど残らず、すべてのモデルが必ず値上がりするわけではありません。

オーバーホール費用や偽物をつかむリスク、売却益にかかる税金にも注意が必要です。

この記事では、2026年最新のおすすめモデルランキングや正しい始め方、メリット・デメリット、税金対策までわかりやすく解説します。

ロレックス投資を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

この度、小林洋行コミュニケーションズがリユース経済新聞に掲載されました!
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目次

ロレックス(ROLEX)投資とは?

ロレックス(ROLEX)投資とは?

ロレックス投資とは、ロレックスの腕時計を購入して保有し、価値が上がったタイミングで売却して利益を狙う「現物資産への投資」のことです。

株や投資信託と違い、身につけて楽しみながら資産として持てる点が大きな特徴といえます。

まずは、2026年の相場状況や利回り、下落の理由を解説します。

2026年のロレックス相場は?

2026年のロレックス相場は、全体として緩やかな上昇基調にあります。

その背景には、正規店の定価が繰り返し引き上げられていることがあります。

2026年1月にはデイトナやサブマリーナーなど幅広いモデルで6〜9%台の値上げが行われ、6月にもゴールドを使ったモデルを中心に再び価格改定が実施されました。

中古の買取相場もこれに連動するように動いています。

時期ロレックス全体の買取相場指数
2025年10月約141万円
2026年1月約143万円
2026年4月約153万円
2026年7月約154万円

ただし、2026年6月〜7月は前月比でわずかにマイナスとなっており、一本調子で上がり続けているわけではありません。

2026年は「急騰」ではなく「定価の値上げに支えられたじわじわ上昇」の年と捉えるのが現実的でしょう。

ロレックス投資の利回りは?過去の価格推移と相場チャート

ロレックス投資の利回りは、人気モデルを正規店の定価で購入できた場合に限り、非常に高くなる傾向があります。

定価そのものが長期的に上がり続けており、それに合わせて中古相場も押し上げられてきたからです。

たとえばデイトナの定価は、次のように推移してきました。

時期デイトナの定価
2019年(116500LN)1,274,400円
2022年9月(116500LN)1,720,400円
2025年(126500LN)2,349,600円
2026年1月(126500LN)2,499,200円

旧型116500LNは2019年時点で127万円台でしたが、現行の126500LNは2026年1月の改定で249万9,200円になっています。

中古の実勢価格も上がっており、デイトナの白文字盤は2025年6月に440万円台だった相場が2026年6月には540万円台まで上昇しています。

このように、定価購入できれば年率で2桁の値上がりを経験したモデルもあり、利回りの面では非常に魅力的な投資先といえます。

ロレックスの相場が下落している理由とは?

「ロレックスが暴落した」という声の正体は、2021〜2022年の異常な高騰が落ち着いた反動による調整です。

ブランドの価値が失われたわけではなく、過熱した価格が適正な水準に戻ったと考えられています。

相場が下がった要因として次の5つが挙げられています。

  • 需給バランスが崩れたことによる「ロレックスバブル」の崩壊
  • 中国の景気減速による売却増と需要の後退
  • 中古市場の在庫が増えたことによる供給量の正常化
  • ロレックス認定中古(RCPO)開始による市場構造の変化
  • 世界的な金利上昇・景気減速・為替変動

中古市場は2022年3月にピークを迎え、デイトナやスカイドゥエラーなどの高騰がブランド全体の指標を押し上げていたと指摘されています。

その後、2023年に大きく調整し、2024〜2025年には下落幅が縮小しました。

つまり「下落」の多くはバブルの反動であり、長期的な需要そのものが崩れたわけではありません。

ロレックス投資は本当に儲かる?購入価格別の利益シミュレーション

ロレックス投資で儲かるかどうかは、「いくらで買ったか」でほぼ決まります。

正規店の定価で買えれば大きな利益が見込める一方、中古相場で買うと利益はほとんど出ません。

2026年6月時点の主要買取店5社の平均買取価格をもとに、シミュレーションしてみましょう。

スクロールできます
モデル定価平均買取価格定価で買った場合の差額
デイトナ 126500LN(白)2,499,200円5,736,000円約+324万円
GMTマスターII 126710GRNR1,780,900円3,417,500円約+164万円
オイスターパーペチュアル36(ターコイズ)996,600円2,150,000円約+115万円

デイトナ126500LNの白文字盤は定価249万9,200円に対して5社平均の買取額が約570万円となり、換金率は230%に達しています。

一方、中古市場で540万円前後で購入した場合、売却しても差額はほとんど残りません。

さらに、これらの金額は買取店の「上限価格」であり、実際の買取額はこれを下回ることが一般的です。

利益を狙うなら「定価で買う」ことが大前提です。

ロレックス投資の正しい始め方3ステップ

ロレックス投資の正しい始め方3ステップ

ロレックス投資は、思いつきで購入するとうまくいきません。

「モデル選び」「購入」「売却」の3つを正しい順番で進めることが成功の近道です。

ここでは、初心者でも実践しやすい3つのステップを紹介します。

1.リセール率(換金率)の高いモデルを選定する

最初にやるべきことは、リセール率(換金率)が高いモデルを選ぶことです。

リセール率とは「定価に対していくらで売れるか」を示す割合で、この数字が高いほど利益が出やすくなります。

同じロレックスでも、モデルや文字盤の色によって換金率には大きな差があります。

換金率の傾向代表的なモデル
200%前後〜デイトナ(SS・白文字盤)

オイスターパーペチュアル36ターコイズ
150〜190%前後GMTマスターII

ランドドゥエラー40

オイスターパーペチュアルのカラー文字盤
100%前後一部のコンビ

金無垢モデルなど

デイトナのなかでも一般的な金無垢やコンビモデルは換金率がそれほど高くないものもあるため、購入前のリサーチが重要だと指摘されています。

モデル選びの際は、次のポイントを確認しておくと失敗が減るでしょう。

  • 最新の買取相場と定価を比べて換金率を計算する
  • 文字盤の色やブレスレットの種類まで確認する
  • 生産終了の噂や新作発表の動向をチェックする

モデル選びこそがロレックス投資の成否を分ける最初の関門です。

2.正規店(ブティック)を巡り定価で購入する(ロレックスマラソン)

次のステップは、正規店を巡って定価で購入することです。

人気モデルは店頭に並ぶことがほとんどなく、何度も店舗に足を運ぶ「ロレックスマラソン」が必要になります。

ただし、正規店には購入制限ルールがあるため、事前に把握しておきましょう。

ルール内容
全モデル共通1人1本まで、購入後6カ月は他モデルも購入不可
同一リファレンス購入後1年間は再購入不可
指定の人気モデル制限期間が1年間

2024年12月16日から、ロレックス正規店で販売されるすべてのモデルが購入制限の対象となりました。

デイトナ126500LNやGMTマスターII、サブマリーナーなど一部の人気品番については、制限期間が1年間に設定されています。

なお、これらのルールはロレックスの公式発表ではなく、予告なく変わる可能性がある点にも注意が必要です。

正規店での定価購入は簡単ではありませんが、利益を得るための最も確実な入口といえます。

3.実績豊富なブランド時計買取専門店で高く売却する

最後のステップは、ロレックスの買取実績が豊富な専門店で売却することです。

同じ時計でも、売る店によって買取価格に数十万円の差がつくことがあります。

高く売るためには、次のような手順で進めるとよいでしょう。

  1. 複数の買取専門店で査定を受ける
  2. 保証書・箱・コマなどの付属品をそろえる
  3. 相場が上がりやすい時期(定価改定の前後など)を狙う
  4. 一括査定サービスも比較材料にする

ロレックスの値上げ時期には中古市場の需要が高まり、買取価格も上がりやすい傾向があるとされています。

1社だけの査定で即決せず、複数社を比較することが高額売却の鉄則です。

【2026年最新】ロレックス投資向けおすすめモデル・ランキング

ここからは、2026年の最新データをもとに、ロレックス投資に向いているモデルをランキング形式で紹介します。

順位モデル2026年の定価(代表的なSSモデル)
1位デイトナ2,499,200円
2位GMTマスターⅡ1,747,900円〜
3位デイトジャスト1,208,900円〜
4位サブマリーナ1,494,900円〜
5位エクスプローラー1,177,000円〜
6位オイスターパーペチュアル914,100円〜
7位デイデイト6,811,200円〜(金無垢)
8位ランドドゥエラー2,433,200円(127334)
9位スカイドゥエラー2,630,100円〜(336934)

1位:デイトナ

ロレックス投資で最もおすすめなのは、やはりデイトナです。

換金率が圧倒的に高く、相場が調整した局面でも需要が落ちにくいモデルだからです。

項目内容
代表モデル126500LN(SS)
定価2,499,200円
平均買取価格(白)約573万円
平均買取価格(黒)約480万円
換金率白230%・黒192%
デイトナの魅力
  • 「パンダ」と呼ばれる白文字盤の人気が特に高い
  • 金無垢のターコイズ文字盤など、新作も高い換金率を記録している
  • 供給量が少なく、価値が揺らぎにくい

一方で、正規店での入手難易度はトップクラスで、購入制限も1年間と長く設定されています。

2位:GMTマスターⅡ

デイトナに次ぐ高い換金率があり、カラーバリエーションによっては生産終了で相場が急騰する可能性も秘めています。

型番定価平均買取価格換金率
126710GRNR(ジュビリー)1,780,900円約342万円192%
126710GRNR(オイスター)1,747,900円約300万円172%
126710BLNR(ジュビリー)1,780,900円約292万円164%

2026年には赤青ベゼルの「ペプシ」が生産終了になりました。

生産終了が判明した4月以降、126710BLROの販売価格は一時500万円を超え、7月時点では390〜450万円前後で落ち着いているとされています。

このように「生産終了」というイベントで大きく値上がりするチャンスがある点も、GMTマスターⅡの強みといえます。

3位:デイトジャスト

位は、定番ドレスモデルのデイトジャストです。

スポーツモデルに比べて正規店で購入できる可能性が高く、文字盤によっては大きなプレミアが期待できる点が魅力です。

デイトジャストはサイズ・素材・文字盤の選択肢が非常に豊富です。

サイズ代表型番2026年の定価
36mm(SS)1262001,208,900円〜
41mm(SS)1263001,323,300円〜
41mm(SS×WG)1263341,731,400円〜

2026年の新作では、100周年記念の「グリーンオンブレ」文字盤が登場しました。

デイトジャスト41のグリーンオンブレ(126334-0034)は定価176万4,400円に対し、360万円前後で販売されています。

また、デイトジャストは金を使ったモデルが多く、近年の金価格の高騰を背景に資産目的で選ぶ人も増えているそうです。

すべての文字盤が高騰するわけではないため、人気色や限定性を見極めて選ぶことが大切です。

4位:サブマリーナ

4位は、ダイバーズウォッチの代名詞・サブマリーナです。

普遍的なデザインで人気が安定しており、相場が崩れにくい「守りに強いモデル」として支持されています。

サブマリーナーは景気や相場環境が変化しても需要が途切れにくく、相場の調整局面でも急激な値下がりが起こりにくいです。

型番2026年の定価特徴
124060(ノンデイト)1,494,900円シンプルで最も手頃
126610LN(デイト)1,683,000円定番の黒ベゼル
126610LV(デイト)1,764,400円人気のグリーンベゼル

ノンデイトの124060は、2026年3月に新品で最高165万円の査定がついた事例があります。

デイトナやGMTほどの換金率ではありませんが、定価を上回る価格で売れる可能性が高いモデルです。

大きく儲けるより「損をしにくい」ことを重視する方に向いているでしょう。

5位:エクスプローラー

5位は、シンプルで実用的なエクスプローラーです。

比較的手頃な価格で始めやすく、バブル崩壊の影響も小さかった点が評価されています。

エクスプローラーはバブル期の影響を受けにくかったため、調整局面でも下落幅が限定的でした。

型番2026年の定価
エクスプローラー36(124270)1,177,000円
エクスプローラー40(224270)1,241,900円
エクスプローラーⅡ(226570)1,576,300円

相場も堅調に推移しています。

エクスプローラー相場指数は、2025年8月の約101万円から2026年8月には約127万円まで上昇しました。

初めてのロレックスとして選ぶ人が多く、売りたいときに買い手が見つかりやすい点も安心材料です。

予算を抑えつつ堅実に資産を持ちたい初心者には、特におすすめできます。

6位:オイスターパーペチュアル

6位は、ロレックスの原点ともいえるオイスターパーペチュアルです。

ロレックスで最も定価が安いモデルでありながら、文字盤の色次第では換金率が2倍を超えることもあります。

2026年時点で最も定価が安いのは、オイスターパーペチュアル28(276200)の91万4,100円です。

型番・文字盤定価換金率
36(126000)ターコイズブルー996,600円216%
41(134300)ラベンダー1,045,000円156%
36(126000)キャンディピンク996,600円155%
31(277200)ターコイズブルー930,600円144%

一方で、注意すべき点もあります。

ターコイズ文字盤は人気が高すぎるあまり、文字盤を塗り替えた「リダン」品が査定に出されるケースもあります。

100万円前後から始められるので、ロレックス投資の入門モデルとして検討してみる価値は十分にあります。

7位:デイデイト

7位は、ロレックスの最高峰ドレスモデルであるデイデイトです。

金やプラチナといった貴金属のみで作られているため、素材そのものに価値がある点が特徴です。

型番素材2026年の定価(例)
デイデイト36(128238)イエローゴールド6,811,200円〜
デイデイト40(228238)イエローゴールド7,481,100円〜
デイデイト40(228236)プラチナ10,208,000円〜

ゴールドモデルは金の価格高騰が製造コストに直接響くため、ステンレスモデルより値上げ幅が大きくなりやすい傾向があります。

定価が上がれば中古相場も上がりやすいため、金価格が高い局面では有利に働く可能性があります。

ただし購入には数百万円〜1,000万円超の資金が必要で、換金率はスポーツモデルほど高くない場合もあるでしょう。

資金に余裕があり、貴金属としての価値も重視したい方向けのモデルです。

8位:ランドドゥエラー

8位は、2025年に登場した新コレクションのランドドゥエラーです。

発売から間もないにもかかわらず、すでに高い換金率を記録している注目のモデルです。

項目内容
代表型番127334(SS×WG)
ケース径40mm
定価2,433,200円
換金率172%
特徴ロレックス初の高振動ムーブメントCal.7135を搭載

1970年代のデザインを現代風に再解釈した薄型ケースと、新開発ムーブメントが特徴のモデルです。

ただし、登場時にはデザインへの賛否もあり、今後も人気が続くかどうかは注視が必要とされています。

高いリターンが期待できる反面、値動きが読みにくい点を理解したうえで検討しましょう。

9位:スカイドゥエラー

9位は、年次カレンダーとデュアルタイム表示を備えたスカイドゥエラーです。

ロレックス唯一の複雑機構モデルとして根強い人気があり、定価を上回る価格で取引されています。

型番素材2026年の定価
336934SS×WG2,630,100円〜
336933SS×YG3,568,400円〜
336938金無垢8,925,400円〜

2026年に336934の白文字盤が約327万円で買い取られた実績があります。

定価が高めで換金率はデイトナほどではありませんが、コンビモデルなら比較的安定した資産価値が見込めます。

機能性とステータス性を楽しみながら資産を持ちたい方に向いているでしょう。

レディース・小径サイズでロレックス投資をするなら?

レディースや小径サイズでロレックス投資をするなら、オイスターパーペチュアル31のカラー文字盤か、ステンレスのレディデイトジャストが狙い目です。

価格が比較的手頃で、文字盤の人気次第では定価を大きく超える換金率が期待できるからです。

モデル型番2026年の定価
オイスターパーペチュアル28276200914,100円
オイスターパーペチュアル31277200930,600円
レディデイトジャスト28(SS)2791601,160,500円〜
デイトジャスト31(SS)2782401,144,000円〜

レディデイトジャストは2026年1月の改定でステンレスモデルが約6〜7%、コンビモデルが約8〜9%値上げされました。

選ぶ際のポイント
  • 人気の文字盤カラー(ターコイズなど)を優先する
  • ダイヤ付きモデルは定価が高く、換金率が下がる場合がある点に注意する
  • ゴールド素材は金相場の影響を受けやすい

小径モデルでも「人気色×定価購入」を押さえれば、メンズモデルと同じように資産性を狙えます。

ロレックス投資ならではの8つのメリット

ロレックス投資ならではの8つのメリット

ロレックス投資には、株や不動産にはない独自のメリットがあります。

ここでは代表的な8つのメリットを、わかりやすく解説します。

価格が大きく崩れにくく、資産価値を保ちやすい

ロレックスは、価格が大きく崩れにくい資産です。

その理由は、メーカーが定価を定期的に引き上げており、中古相場の「下支え」になっているからです。

ロレックスは2019年以降、2022年・2023年・2024年・2026年にはそれぞれ年2回のペースで価格改定を行っています。

年価格改定の時期
2022年1月・9月
2023年1月・9月
2024年1月・6月
2025年1月
2026年1月・6月

定価が上がると買取市場の相場も上昇する傾向があります。

実際、2023年の調整局面でも、定番モデルの下落は比較的緩やかでした。

新品の定価が上がり続ける限り、中古価格が大きく割り込みにくい構造になっている点は大きな強みです。

世界的ブランドとしての信頼が価値を下支えする

ロレックスの資産価値は、世界的なブランドとしての信頼によって支えられています。

誰もが知るブランドであるため、国や世代を問わず「欲しい」と思う人が多いからです。

モルガン・スタンレーなどによる2025年の推計では、ロレックスの推定売上高は110億スイスフランを超え、スイス時計市場の小売シェアの約3割を単独で占めているとされています。

さらに注目すべきは、ロレックスの生産戦略です。

推定販売本数を意図的に約2%絞り込みながら売上を伸ばしており、生産をコントロールして希少性を保つ戦略がブランドの資産価値を支えていると分析されています。

  • 圧倒的な市場シェア
  • 生産量のコントロールによる希少性
  • 堅牢な品質と長い歴史

これらが組み合わさることで、ほかの時計ブランドにはない安定した価値が生まれているのです。

時代やトレンドに左右されにくい普遍的な人気

ロレックスは、時代やトレンドに左右されにくい普遍的な人気を持っています。

デザインの大きな変更が少なく、何十年経っても「古臭い」と感じさせないからです。

たとえば、次のようなモデルが当てはまります。

  • サブマリーナ:ダイバーズウォッチの定番デザイン
  • エクスプローラー:派手さを抑えたシンプルな3針
  • デイトジャスト:ビジネスにもフォーマルにも合う万能型

15年以上前に生産終了したエクスプローラーⅠ(14270)でも後継機に劣らない人気があります。

ファッションアイテムのように数年で価値が下がる心配が少ない点は、長期保有を前提とする投資において大きな安心材料でしょう。

物価上昇時にも価値が目減りしにくいインフレ対策になる

ロレックスは、物価が上がる局面でも価値が目減りしにくい「インフレ対策」になります。

現金は物価が上がると実質的な価値が下がりますが、ロレックスは物価や原材料費の上昇に合わせて定価が引き上げられてきたからです。

製造コストがスイスフラン建てのため、円安が進むと日本の販売価格が引き上げられ、2024〜2026年は円安とフラン高が重なったことが値上げの主因の一つとされています。

値上げの要因内容
為替円安・スイスフラン高
貴金属価格金・プラチナの高騰
製造コスト人件費・エネルギー費の上昇

地政学リスクやインフレ懸念の高まりを受けて、換金性の高い実物資産としてロレックスが注目されています。

資産の一部を現物で持っておきたい方にとって、ロレックスは有力な選択肢になるでしょう。

身につけて楽しみながら資産を持てる

ロレックス投資の大きな魅力は、身につけて楽しみながら資産を持てることです。

株や投資信託は画面上の数字でしかありませんが、ロレックスは毎日の生活で実際に使えるからです。

投資対象使って楽しめるか資産価値
株式・投資信託×〇
預金×△(インフレに弱い)
ロレックス〇〇

たとえば、次のような楽しみ方ができます。

  • ビジネスシーンで信頼感のある装いに使う
  • 記念日や節目の「自分へのご褒美」として身につける
  • 家族に受け継ぐ一生ものとして大切にする

ただし、使用すれば傷がつき、未使用品より買取価格が下がる点は理解しておきましょう。

適切なメンテナンスで何十年も使い続けられる

ロレックスは、適切なメンテナンスをすれば何十年も使い続けられます。

堅牢な作りで部品交換にも対応しているため、長期保有を前提とした資産に向いているからです。

項目目安
メーカー推奨のオーバーホール約10年以内
安心を重視する場合3〜5年に1回
国際保証期間購入日から5年間

さらに25年を超えた年式の個体でも、メーカーでのオーバーホールや修理が可能とされるケースがあります。

一般的な時計ブランドは3〜4年ごとの点検を推奨することが多いため、ロレックスの耐久性の高さがわかります。

長く使えるからこそ、親から子へ受け継ぐ「資産」としても価値を持ち続けられるのです。

国内外に売却先があり、買い手を見つけやすい

ロレックスは、国内外に売却先が多く、買い手を見つけやすい資産です。

世界中で需要があるため、売りたいときに現金化しやすいという「流動性の高さ」があるからです。

売却先には次のような選択肢があります。

売却先特徴
ブランド時計買取専門店即日現金化しやすい
一括査定サービス複数社の比較で高値を狙える
時計専門店の下取り買い替え時に便利
フリマ・オークション高値の可能性があるが手間とリスクも大きい

また、日本は中国向け輸出の落ち込みにより、スイス時計の世界第2位の市場に浮上したと報じられています。

国内に大きな市場があるため、日本に住んでいる方にとっても売却先に困りにくい環境が整っているでしょう。

年数を重ねるほどヴィンテージ・コレクション価値が生まれる

ロレックスは、年数を重ねるほどヴィンテージやコレクションとしての価値が生まれることがあります。

生産終了したモデルは新たに作られないため、時間とともに希少性が高まるからです。

スクロールできます
型番状況当時の定価買取相場
サブマリーナー デイト 16610LV生産終了約588,000円約1,300,000円
エクスプローラーⅠ 14270生産終了約370,800円約664,000円

50周年記念モデルのサブマリーナー デイト16610LVは、生産終了後も相場が上がり続けています。

2026年に生産終了したGMTマスターⅡの「ペプシ」も、今後同じような道をたどる可能性があります。

長期保有するほど「時間」そのものが価値を生む点は、ロレックス投資ならではの面白さといえるでしょう。

ロレックス投資の8つのデメリット・注意点

ロレックス投資の8つのデメリット・注意点

ロレックス投資にはメリットが多い一方で、知っておくべきデメリットもあります。

始める前にリスクを理解しておくことで、思わぬ損失を防げます。

まとまった購入資金が必要になる

ロレックス投資には、まとまった購入資金が必要です。

最も安いモデルでも定価が90万円を超えており、少額から始められる投資ではないからです。

2026年時点で最も安いロレックスはオイスターパーペチュアル28の91万4,100円で、最も高いモデルは2,700万円を超えています。

価格帯代表的なモデル
約90万〜130万円オイスターパーペチュアル

エクスプローラー

デイトジャスト(SS)
約150万〜250万円サブマリーナ

GMTマスターⅡ

デイトナ(SS)

ランドドゥエラー
数百万円〜スカイドゥエラー

デイデイト

金無垢モデル

さらに、定価は毎年のように上がっているため、必要な資金も年々増えています。

生活費や緊急時の資金まで投入してしまうと、急にお金が必要になったときに不利な条件で売らざるを得ません。

ロレックス投資は「なくなっても生活に困らない余裕資金」で行うことを徹底しましょう。

売りたいタイミングですぐ現金化できるとは限らない

ロレックスは売却先が多いものの、売りたいタイミングで納得のいく価格がつくとは限りません。

相場は常に変動しており、売りたいときがちょうど下落局面に重なる可能性もあるからです。

たとえば、2022年春の高騰期に買った人が2023年の調整局面で売却すると、損失が出たケースもありました。

また、買取店の提示価格には注意点もあります。

多くの買取店が表示しているのは「買取上限価格」であり、実際の買取額はこれを下回るのが一般的とされています。

  • 相場の下落局面と売却時期が重なるリスク
  • 状態や付属品によって減額されるリスク
  • 査定に時間がかかる場合があるリスク

急な出費に備えて現金は別に確保し、ロレックスは「売り時を選べる状態」で持っておくことが大切です。

オーバーホールなど維持費が定期的にかかる

ロレックスを長く持つ場合、オーバーホールなどの維持費が定期的にかかります。

機械式時計は内部の油が劣化するため、定期的に分解・洗浄しないと故障や価値の低下につながるからです。

日本ロレックスに依頼した場合のオーバーホールの基本料金は約7万〜13万円が目安で、時計修理専門店なら約3万〜6万円に抑えられるとされています。

項目費用の目安
日本ロレックスのオーバーホール約7万〜13万円
時計修理専門店のオーバーホール約3万〜6万円
SSのコマを紛失した場合1個約1万円+工賃
金・プラチナのコマを紛失した場合1個10万円以上+工賃

時計はおおむね5年ほどで内部の部品が劣化する可能性が高くなります。

利益を計算するときは、購入価格だけでなく維持費も含めて考えることを忘れないようにしましょう。

精巧な偽物をつかまされる危険がある

ロレックスは人気が高いぶん、精巧な偽物や改造品をつかまされる危険があります。

正規店以外で購入する場合、素人が本物かどうかを見分けるのは非常に難しいからです。

近年は「完全な偽物」だけでなく、本物の一部を改造した時計にも注意が必要です。

人気のターコイズ文字盤では、文字盤を塗り替えた「リダン」品が査定に出される例があり、買取業者が日本ロレックスに見積もりを依頼して確認するケースも増えているそうです。

偽物や改造品を避けるには、次の点を意識しましょう。

  • できる限り正規店で購入する
  • 中古品は実績のある専門店で購入する
  • ロレックス認定中古(RCPO)を検討する
  • 相場より極端に安い商品は避ける

2022年に始まったロレックス認定中古プログラムは、点検や真正性の確認、保証がついた中古品を正規販売網で扱う仕組みです。

「安く買えた」と思った時計が偽物だった場合、資産価値はゼロになってしまうため十分に注意してください。

為替や景気によって相場が上下する

ロレックスの相場は、為替や景気の影響を受けて上下します。

海外でも盛んに取引されているため、円高・円安や世界経済の状況が国内価格に反映されるからです。

状況相場への影響(一般的な傾向)
円安定価の値上げにつながりやすい
円高国内中古相場が落ち着くことがある
世界的な景気後退高額品の需要が減りやすい
金価格の上昇ゴールドモデルの定価が上がりやすい

スイス時計業界は2025年に輸出額・本数ともに減少しており、2年連続で市場が縮小する調整局面にあると報じられています。

自分ではコントロールできない要因で価格が動く点は、投資として理解しておく必要があるでしょう。

自宅保管での盗難・紛失に備える必要がある

ロレックスを自宅で保管する場合、盗難や紛失への備えが欠かせません。

数百万円の価値がある現物資産は、銀行口座の預金と違って物理的に盗まれたり失くしたりするリスクがあるからです。

付属品の紛失も、資産価値に直結します。

ブレスレットのコマを失くすと新たに購入する必要があり、特に金やプラチナ製のコマは1個でも10万円以上かかるとされています。

保管の際は、次のような対策を検討しましょう。

  • 耐火・防盗性能のある金庫に保管する
  • 銀行の貸金庫を利用する
  • 時計を補償対象にできる保険(動産保険など)を確認する
  • 保証書・箱・コマは時計と同じ場所でまとめて保管する
  • SNSで高級時計の所有を不用意に公開しない

特に未使用で保管する場合は、湿気や直射日光を避けることも大切です。

せっかくの資産を守るために、購入と同時に保管方法を決めておくことをおすすめします。

「必ず値上がりする」わけではない

ロレックスは、すべてのモデルが必ず値上がりするわけではありません。

モデルによって人気に差があり、定価を下回る価格でしか売れないケースもあるからです。

実際に、2026年に生産終了したモデルでも明暗が分かれています。

モデル生産終了後の状況
GMTマスターⅡ「ペプシ」126710BLRO一時500万円超に高騰
サブマリーナー デイト 126619LB最終定価程度で流通しプレミアなし

金無垢のサブマリーナー デイト126619LBは2026年に生産終了となったものの、ほぼ最終定価程度で流通しておりプレミアはついていません。

「ロレックスだから大丈夫」と考えず、モデルごとの需要をしっかり見極めることが重要です。

短期売買で利益を出すのは難しい

ロレックスで短期売買によって利益を出すのは、簡単ではありません。

買取価格と販売価格の差があり、購入直後に売ると損をしやすい構造になっているからです。

中古の平均販売額に対する平均買取額の割合(換金率)は人気モデルでもおおむね88〜95%程度とされています。

型番平均買取額中古の平均販売額割合
サブマリーナー 126610LN約181万円約200万円90.6%
エクスプローラーⅡ 226570(白)約153万円約173万円88.6%

つまり、中古店で買った時計をすぐに売ると、1〜2割ほど目減りするということです。

さらに、正規店で定価購入した場合でも、短期間に何度も売買するのは購入制限の観点から現実的ではありません。

ロレックス投資は「数年単位でじっくり保有する」スタイルが基本だと考えておきましょう。

ロレックス投資で損をしないための4つの鉄則

ロレックス投資で損をしないための4つの鉄則

ロレックス投資で損をしないためには、守るべき鉄則があります。

ここで紹介する4つのポイントを押さえるだけで、失敗のリスクを大きく減らせます。

為替をチェックし円高局面を購入のチャンスにする

中古市場でロレックスを購入するなら、為替をチェックして円高の局面を狙うのが有効です。

円高になると、国内の中古相場が一時的に落ち着く傾向があるからです。

円高方向に動いた局面では国内の中古相場が一時的に落ち着くケースがあり、海外需要が強いモデルほど為替の影響を受けやすいです。

為替の動き購入者にとって売却者にとって
円高中古相場が落ち着き買いやすい買取価格が下がりやすい
円安定価・相場が上がりやすい高値で売りやすい

一方で、正規店の定価は為替が円安に振れると改定で上がりやすくなります。

製造コストがスイスフラン建てであるため、円安が進むと日本での販売価格が引き上げられる仕組みです。

購入は円高、売却は円安というように、為替の流れを意識するだけで有利な取引がしやすくなるでしょう。

目先の値動きに惑わされず、長期目線で保有する

ロレックス投資では、目先の値動きに惑わされず長期目線で保有することが大切です。

短期的には相場が上下しても、長期的には定価の上昇に支えられて価値が保たれやすいからです。

年月前月比
2025年11月-1.5%
2026年2月+4.1%
2026年6月-0.3%
2026年7月-0.1%

月単位ではマイナスの月もありますが、2025年10月から2026年7月までの流れで見ると相場は上昇しています。

短期的な値動きや刺激的な情報に振り回されず、モデルの立ち位置や需要の強さで判断することが大切だとしています。

1カ月の下落に慌てて売るのではなく、数年単位で保有する前提で計画を立てましょう。

売却先はロレックスの買取実績が豊富な専門店を選ぶ

ロレックスを売るときは、ロレックスの買取実績が豊富な専門店を選びましょう。

ロレックスに詳しい店ほど、モデルや文字盤ごとの最新相場を正確に把握しており、適正な価格を提示してくれるからです。

それだけ、売却先によって価格に差が出るということです。

チェック項目確認するポイント
買取実績ロレックスの型番別の実績が公開されているか
査定の根拠相場や減額理由を説明してくれるか
手数料査定料・送料・キャンセル料が無料か
許可古物商許可番号が明記されているか

「近いから」「有名だから」という理由だけで1社に決めず、複数の専門店で査定を比べることをおすすめします。

保証書・箱・コマなどの付属品は必ず保管する

保証書・箱・コマなどの付属品は、必ず保管しておきましょう。

付属品がそろっているかどうかで、買取価格が大きく変わるからです。

保管しておくべき付属品は次のとおりです。

付属品重要度
保証書(ギャランティカード)非常に高い
外箱・内箱高い
余ったブレスレットのコマ高い
取扱説明書・タグ類中程度
購入時のレシート税金計算にも役立つ

特にコマを失くすと、売却時の減額だけでなく、購入し直す費用もかかります。

金やプラチナ製のコマは1個でも10万円以上かかるとされているため、注意が必要です。

購入時のレシートは、売却益の税金を計算する際に「取得費」を証明する資料にもなるため、時計と一緒に大切に保管してください。

ロレックス投資で失敗(大損)しやすい人の3つの特徴

ロレックス投資で失敗(大損)しやすい人の3つの特徴

ロレックス投資で大きな損失を出してしまう人には、共通する特徴があります。

ここでは代表的な3つのパターンを紹介しますので、自分に当てはまっていないか確認してみてください。

「普段使いするか」「未使用で保管するか」を決めずに買っている

ロレックス投資で失敗しやすい人の1つ目の特徴は、「普段使いするか」「未使用で保管するか」を決めずに買っていることです。

使い方によって売却時の価格が大きく変わるため、目的があいまいだと損をしやすくなります。

保有スタイルメリットデメリット
未使用で保管高い換金率を維持しやすい時計を楽しめない
普段使い毎日楽しめる傷や劣化で買取価格が下がる

現行モデルの中古品は新品の実勢価格より10万〜20万円ほど割安で取引されています。

つまり、一度使っただけでも数十万円単位で価値が下がる可能性があるということです。

購入前に「これは投資用か、愛用品か」を決めておくだけで、後悔する確率はぐっと下がるでしょう。

相場が高騰しきったモデルを定価以上で買ってしまう

2つ目の特徴は、相場が高騰しきったモデルを定価以上で買ってしまうことです。

すでにプレミア価格がついた時計を買うと、値上がりの余地が少なく、下落したときの損失が大きくなるからです。

典型的な例が、2021〜2022年のバブル期に購入したケースです。

この時期はデイトナやサブマリーナー、GMTマスターⅡなどの中古価格が定価の2倍以上になることも珍しくなく、その後2023年に大きな調整が起きました。

2026年も、生産終了直後に価格が跳ね上がったモデルがあります。

GMTマスターⅡの126710BLROは一時500万円超を記録したものの、2026年7月には390〜450万円前後まで落ち着いたとされています。

購入タイミングリスク
生産終了の直後熱狂が冷めると価格が下がる可能性
SNSで話題になった直後一時的な需要で割高になりやすい
バブル的な高騰期調整局面で大きく値下がりする

「話題だから」と飛びつかず、価格が落ち着いたタイミングを待つ冷静さが大切です。

知名度やイメージだけでモデルを決めている

3つ目の特徴は、知名度やイメージだけでモデルを決めていることです。

同じモデル名でも、素材や文字盤、ブレスレットの違いで換金率が大きく変わるからです。

たとえば、同じデイトナでも換金率には差があります。

型番仕様換金率
126500LNSS・白文字盤230%
126500LNSS・黒文字盤192%
126518LNYG・ゴールデン/ブライトブラック149%

デイトナのなかでも一般的な金無垢やコンビモデルは換金率がそれほど高くないものもあるため、リサーチを怠らないことが重要です。

GMTマスターⅡも、同じ型番でジュビリーブレスとオイスターブレスで換金率が異なります。

「デイトナなら何でも儲かる」というイメージで選ぶと、期待したほどの利益が出ない可能性があります。

型番・文字盤・ブレスレットまで具体的に調べてから購入するよう心がけましょう。

ロレックス投資に向いている人・向いていない人

ロレックス投資は、長期的な視点で現物資産を楽しみながら持ちたい人に向いています。

一方で、短期間で確実に儲けたい人や、余裕資金がない人には向いていません。

ロレックスは定価購入が難しく、値上がりにも時間がかかり、すべてのモデルが値上がりする保証もないからです。

向いている人向いていない人
余裕資金で投資できる人生活費を削って購入しようとしている人
数年〜10年単位で保有できる人数カ月で利益を出したい人
時計そのものが好きな人時計に興味がなく利益だけが目的の人
正規店に通う時間と根気がある人定価購入の手間をかけられない人
相場や新作情報を調べるのが苦にならない人情報収集が面倒な人
付属品や保管に気を配れる人管理がおおざっぱな人

たとえば、「時計が好きで、余裕資金で定番モデルを買い、使わないときは丁寧に保管する」という人は、ロレックス投資と非常に相性がよいでしょう。

反対に、「すぐに倍になると聞いたから借金して買う」といった考え方は危険です。

自分の性格や資金状況に合っているかを確認したうえで、無理のない範囲で始めることをおすすめします。

ロレックスを売却したら税金はかかる?知っておきたい税金と対策

ロレックスを売って利益が出たとき、税金がかかるのか気になる方は多いでしょう。

売却するモデルや金額、売り方によっては課税対象になる可能性があります。

ここでは、売却益の扱いから計算方法、相続・贈与、確定申告までを順番に解説します。

ロレックスの売却益は課税対象?

ロレックスの売却益が課税されるかどうかは、「生活用動産」にあたるかどうかで判断が分かれます。

日常生活で使う家具や衣類などは原則非課税ですが、貴金属や宝石などで1個30万円を超えるものは例外とされているからです。

国税庁の案内では、貴金属や宝石、書画、骨とうなどで1個または1組の価額が30万円を超えるものを売った所得は課税されるとされています。

ケース課税の可能性
金・プラチナ製、ダイヤ付きで30万円超課税対象になる可能性が高い
アンティーク(骨とう的価値あり)で30万円超課税対象になる可能性がある
ステンレス製で日常的に使用していたもの生活用動産として非課税と考える見解もある
利益目的で繰り返し売買している別の所得区分になる可能性がある

税理士の回答のなかには、高級腕時計は特別な場合を除いて生活用動産と考えてよいとする見解もあります。

一方で、宝石が埋め込まれた30万円以上のジュエリーウォッチやアンティーク時計は、課税対象になるケースがあります。

また、継続的・営利目的の売買は、別の所得区分や課税方式になることがあるとされています。

参考:No.3105 譲渡所得の対象となる資産と課税方法|国税庁

譲渡所得の計算方法をシミュレーションで理解する

ロレックスの売却益が課税対象になる場合、「譲渡所得」として計算します。

計算式は「売却額−(購入額+売却にかかった費用)−特別控除50万円」です。

譲渡所得には50万円の特別控除があり、利益が50万円以内であれば税金はかからない仕組みになっています。

課税対象になったと仮定して、シミュレーションしてみましょう。

項目金額(仮定)
売却額5,700,000円
購入額(取得費)2,500,000円
売却費用0円
差引の利益3,200,000円
特別控除−500,000円
譲渡所得2,700,000円

この270万円が、給与などほかの所得と合算されて税金が計算されます。

土地・建物や株式以外の資産を売った譲渡所得は、給与所得などと合わせて課税される「総合課税」の対象とされています。

そのため、本業の収入が多い人ほど税率が高くなる点に注意が必要です。

購入時のレシートや保証書は「取得費」を証明する大切な資料になるので、必ず保管しておいてください。

参考:No.3152 譲渡所得の計算のしかた(総合課税)|国税庁

5年超の長期保有で税負担を抑えられる仕組み

ロレックスを5年を超えて保有してから売却すると、税負担を抑えられます。

総合課税の譲渡所得は保有期間で「短期」と「長期」に分かれ、長期の場合は課税される所得が半分になるからです。

国税庁によると、保有期間が5年以内の譲渡は短期、5年を超える譲渡は長期に区分されます。

申告の計算では、長期譲渡所得の金額に0.5を掛けた金額が総合課税の対象になります。

先ほどのシミュレーションで比べてみましょう。

保有期間譲渡所得課税対象となる金額
5年以内(短期)2,700,000円2,700,000円
5年超(長期)2,700,000円1,350,000円

同じ利益でも、5年を超えて保有するだけで課税される金額が半分になります。

ロレックス投資はもともと長期保有が向いている投資です。

売却を検討する際は、購入日から5年を超えているかを確認してから時期を決めるとよいでしょう。

購入・売却時の消費税はどう扱われる?

ロレックスを国内で購入するときは、定価に消費税が含まれています。

一方、事業として売買していない個人が買取店に売る場合、売り手が消費税を納める必要は通常ありません。

消費税は、事業者が事業として行う取引に対してかかる税金だからです。

場面消費税の扱い
国内の正規店で購入定価(税込)に消費税10%が含まれる
個人が買取店に売却売り手が消費税を納める必要は通常ない
海外で購入して持ち帰る免税範囲を超えると帰国時に課税される
事業として繰り返し売買事業者として消費税の扱いを確認する必要がある

ただし、転売を事業として継続的に行っている場合は、扱いが変わる可能性があります。

売上規模によっては消費税の納税義務が生じることもあるため、個人の趣味の範囲を超えて売買している方は税務署や税理士に確認しましょう。

相続・贈与でロレックスを引き継ぐ際の注意点

ロレックスを家族に引き継ぐ場合、相続税や贈与税の対象になることがあります。

ロレックスは現金と同じく財産として扱われ、その時点での価値で評価されるからです。

相続税の計算では、時計などの一般動産は原則として売買実例価額や専門家の意見を参考にした価額で評価するとされています。

つまり、購入時の価格ではなく、相続時点の中古相場に近い金額で評価される可能性があります。

引き継ぎ方注意点
相続相続時点の相場で評価され、相続財産に含まれる
生前贈与年間110万円を超えると贈与税がかかる可能性

贈与税には年間110万円の基礎控除があり、これは贈与を受けた1人ごとに適用されるため、複数人から受け取った場合は合計額で判断します。

ロレックスは1本で110万円を超えることが多いため、子どもへ譲る場合でも贈与税が発生する可能性があります。

高額なモデルを引き継ぐ予定がある方は、事前に税理士へ相談しておくと安心です。

参考:第1節 一般動産|国税庁

確定申告が必要になるケースと申告時のポイント

ロレックスの売却益が課税対象となり、一定の金額を超える場合は確定申告が必要です。

会社員の場合、給与以外の所得が20万円以下であれば原則として確定申告は不要ですが、それを超えると申告しなければならないからです。

国税庁は、1カ所から給与を受けている年収2,000万円以下の会社員で、給与・退職所得以外の所得が20万円以下の場合は原則として確定申告を要しないとしています。

ケース確定申告
利益が特別控除50万円以内譲渡所得は発生しない
会社員で給与以外の所得が20万円超必要
会社員で給与以外の所得が20万円以下原則不要(住民税の申告は別途必要な場合あり)

ただし、20万円以下で確定申告が不要な場合でも、住民税の申告は別に必要になるとされています。

申告時のポイント
  • 購入時のレシートや売却時の買取明細を保管しておく
  • 「譲渡所得の内訳書(総合譲渡用)」を作成する
  • 保有期間が5年を超えるかを確認する

書類をそろえておけば、申告もスムーズに進められるでしょう。

参考:No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人|国税庁

海外で購入・売却した場合の税金の注意点

海外でロレックスを購入して日本に持ち帰る場合、帰国時に税金がかかる点に注意しましょう。

海外の免税店で買ったとしても、日本に持ち込む際には日本の税関で課税されるからです。

税関によると、海外旅行者の免税範囲は海外市価の合計20万円までで、1個で20万円を超える品物はその全額が課税対象になります。

項目内容
免税範囲海外市価の合計20万円まで
1個20万円超の品物全額が課税対象
課税価格の目安海外での購入価格×0.6

携帯品のお土産などは、海外での購入価格に0.6を掛けた金額を課税価格として税額を計算するのが通常の扱いです。

また、すでに持っているロレックスを着けて出国する場合は注意が必要です。

帰国時に海外で買ったものと誤解されないよう、外国製品の持ち出し届を提出しておくと安全だとされています。

日本の居住者が海外で売却して利益を得た場合も日本の税金の対象になり得るため、心配な方は事前に税関や税務署へ確認してください。

参考:海外旅行者の免税範囲 : 税関 Japan Customs

税理士に相談するメリット

ロレックスの売却で大きな利益が出た場合は、税理士に相談することをおすすめします。

時計の売却益が課税対象かどうかは判断が分かれやすく、自己判断で申告漏れや払いすぎが起こるリスクがあるからです。

ここまで見てきたように、ロレックスの税金には判断が難しいポイントが多くあります。

判断が難しいポイント内容
生活用動産にあたるか素材やモデル、使用状況で見解が分かれる
所得区分譲渡所得か、繰り返しの売買による別の区分か
保有期間短期か長期かで課税額が変わる
相続・贈与評価額の算定方法
税理士に相談するメリット
  • 課税対象かどうかを個別の状況に合わせて判断してもらえる
  • 正しい取得費や保有期間で計算してもらえる
  • 相続・贈与を見据えた対策を一緒に考えてもらえる
  • 申告漏れによる追徴課税のリスクを減らせる

数百万円単位の利益が出た場合、相談費用以上のメリットが得られることも少なくありません。

安心してロレックス投資を続けるためにも、税金のことは専門家の力を上手に借りましょう。

まとめ

ロレックス投資で利益を出すには、換金率の高いモデルを選び、正規店で定価購入したうえで、数年単位でじっくり保有することが大切です。

おすすめモデルや損をしないための鉄則、税金の知識などを参考に、ご自身の目的や資金に合ったスタイルでロレックス投資を検討してみてください。

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