メールマガジン 第194号  

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<メールマガジンSignalNow> 2020年11月15日・第194号
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今後の本メールマガジンについて
(1)2分で読める防災コラム 第140回
AIR断震システムについて
(2)10月の地震活動
(3)10月の地殻変動

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今後の本メールマガジンについて
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7月号からお知らせしていますとおり、メールでの配信は年内までとな
りました。

来年からメールに代わりまして、当社の無料SNSサービスでの情報提供
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おかげさまで当サービスのFacebookのフォロワーは3.6万人、Twitter
のフォロワーも1万人となっています。

来年からは毎月1回、当サービスのSNSアカウント(上記・下記のURL)
にて記事をご覧いただけるリンクを配信していきますので、ご利用がま
だの方は、これを機会にぜひ、FacebookとTwitterのURLからフォロー
いただけましたら幸いです。

SNSのリンクから記事をお読みいただく形式となりますが、なにとぞご了
承の上、引き続きのご愛読のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。

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(1)2分で読める防災コラム 第140回
AIR断震システムについて
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今号は「建物に関する防災」対策の1つとして、新たに「AIR断震シス
テム」をご紹介します。

これまで、建物に関する地震対策として、次の3つを紹介してきました。

1.耐震:震度7にも耐えうる(倒壊しない)構造を持つ建物

2.制震:地震の揺れを吸収し、建物の振動を低減させる機構を持つ建
物(建物内部にダンパーやオモリなどの「制震部材」を組み込む。特に
高層ビルに有効)

3.免震:建物と基礎との間にゴムなどの免震装置を設置し、地震の揺
れを建物に直接伝えない構造を持つ建物

<参考>2分で読める防災コラム 第90回
最新の「免震装置」について
https://www.kobayashiyoko-com.jp/sn/info_mail144.html

これらに加えて、新たに「断震」という概念が作られています。

4.断震

この概念は、地震発生時に空気の力を利用してホバークラフトのように
建物ごと浮かせ、大地震でも損害を回避するというものです。

「AIR断震システム」を導入した建物では、地震の揺れを「約1/30(震
度7の場合)」に軽減できるとされています。

(1) 浮力について

浮力は、質量とは関係なく、体積によって生じます。

大気圧(1気圧)は、1013 hPa(ヘクトパスカル)であり、これを大
幅に下回る(例えば 960hPa)と、恐ろしい大型台風になります。

よって地表の空気は、0.1013 MPa の圧力を持っており、空気を圧縮す
ることで体積を収縮させ、収縮した気体は元に戻ろうとする力を蓄える
ことになります。

*単位面積当たりの圧力は「MPa(メガパスカル、旧単位では
kgf/cm2)」で表されます。

空気の力は凄まじく、1気圧(1013 hPa)で約10トンの物体を押しの
けるほどの圧力を生み出します。

よって、100トンの住宅でも、なんなく持ち上げてしまうのです。

(2) 圧縮空気について

圧縮空気は、駆動エネルギ-源に用いられるほか、さまざまな用途の
「空気圧利用機器」に使われています。

身近なところでは、空気圧によって機能する「タイヤ」が代表的なも
のと言えます。

(3) AIR断震について

AIR断震システムは、「日本AIR断震システム(株)(現在は三誠ホール
ディングス傘下)」が開発した新たな地震対策システムです。

「断震」という言葉も、日本AIR断震システム(株)の商標となってい
ます。

これまでの「耐震」や「免震」では、中にいる人的被害は逃れられた
としても、建物に対する被害は生じてしまいます。

壁にひびが入ったり、建物のどこかにズレたり、最悪「建て直し」と
なってしまうかもしれません。

その点、地盤や基礎に被害が及ばない限り、建物自体が損傷を受ける
ことはまずなく、たとえ何度(余震なども含めて)大地震が起きても
建物自体には被害を受けないというのが利点とされています。

(4) AIR断震システムのしくみについて

基本となるシステムでは、実際に地震が発生して「地震センサー」が
一定以上(震度4以上などに設定)の地震を感知すると、建物基礎と
人工地盤の間に圧縮空気を一気に送り込んで浮上させます。

1秒以内に、約2cm程度、建物が基礎ごと浮上します。

空気を特に遮蔽していないため、2分程度から数分程度で、自然に空
気が抜けていき、建物はもとの位置に戻ります。

もし、建物がもとの位置に戻った際に、まだ地震の揺れが続いていれ
ば、1秒以内に再浮上するというものです。

これを数回程度から10回程度、繰り返せるだけのエアーをタンク内に
蓄えています。

通常は一般家庭用電源からの電力を利用し、停電などの非常時は自動
的にバッテリーへ電源が切り替わります。

なお、AIR断震システムのデメリットとしては、構造上、地下室が作れ
ないということがあります。

今では、日本各地に「AIR断震」を請け負う工務店が増えていますので、
もし新築される場合には検討してみても良いのかもしれませんね。

次号もお楽しみに!
by Hirono

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(2)10月の地震活動
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全国で震度3以上を観測した地震の回数は9回でした。

日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は64回でした。

気象庁 20.11.10
http://www.jma.go.jp/jma/press/2011/10b/2010jishin.html

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(3)10月の地殻変動
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東日本の広い範囲で、2011年東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見ら
れます。

2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動を観測し
ています。この変動は、四国中部周辺のプレート境界深部における長期
的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。

硫黄島では、「硫黄島1」及び「M硫黄島A」では隆起が、「硫黄島2」で
は南向きの変動が継続しています。

西之島では、火砕丘の周辺の広範囲で衛星から遠ざかる変動が見られます。
また、火砕丘の北東斜面で変動が見られます。

桜島周辺では、鹿児島(錦江)湾を挟む「垂水」-「隼人」等の基線で
わずかな伸びが見られます。

口永良部島では、2020年8月頃から「枕崎」-「口永良部島」でわずか
な伸びが見られます。

国土地理院 20.11.10
https://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2020-goudou1110.html

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□■■ ~最近のFacebook「いいね!」トップ3~ ■■□
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第1位 10月28日 千葉県北西部で震度3の地震
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/3709912835708039/
第2位 10月19日 岐阜県美濃中西部で震度3の地震
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/3683730538326269/
第3位 東日本大震災から10年-「定説」をくつがえした巨大地震の全貌
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/3729011980464791/

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