メールマガジン 第146号  

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<メールマガジンSignalNow> 2017年11月27日・第146号
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(1)2分で読める防災コラム 第92回
AIによる地震予測研究について
(2)長周期地震動を瞬時に予測 実証実験始まる
(3)イラン・イラク地震 地盤が最大で約90センチ隆起
(4)伊豆諸島沖の海底火山で海面変色 4か月ぶり確認

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(1)2分で読める防災コラム 第92回
AIによる地震予測研究について
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今号は、AI(人工知能)を活用した「より早く地震発生を予測する」最
新研究についてご紹介します。

このほど、米英の地質学者たちは、地震予測の能力を持った「AIシステ
ム」を作り出しました。

アメリカ地球物理学連合(AGU)が発行する地球物理学誌「Geophysical
Research Letters」に、最新論文として掲載されました。

このAIシステムは、米ロスアラモス国立研究所内にある「地震発生装
置」で検証されたとのことです。

論文の共著者である英ケンブリッジ大学のコリン・ハンフリーズ教授は
「音響データを分析し、地震が実際に発生するかなり前の段階で、予測
するための機械学習システムを利用することに初めて成功した」として
います。

従来の「緊急地震速報」ような「秒レベル」ではなく、数日の余裕を持
って、安全な場所に避難できるようになるかもしれないという、最先端
の地震予測です。

研究者たちが開発したAIシステムには、騒がしい場所で用いる音声認
識装置のように、さまざまなノイズを「ふるい」にかけて選別すること
を学習させました。

その結果、実験室環境での「地震」を、発生する約1週間前に、極めて
高精度かつ確実に予測できるようになったとのことです。

地震発生前に、地下で岩盤が擦れ合うことによる“音”が生じることは、
以前から、一部の科学者の間では、認識されていました。

日本でも、地震の前兆として、揺れの前に鳴り響く轟音「地鳴り」の存
在も知られています。

しかし、それらの音の詳細なパターン分析は、これまで突き止められて
いませんでした。

今回、AIによる機械学習システムにより、地震の発生前に生じる「ドア
がきしむような音」を識別し、「この音が鳴ると地震が発生する」と察
知できるようになったとのことです。

これまで、たとえ「数十秒」でも、「緊急地震速報」によって、危険な
建物から離れたり、火を消すなどの回避行動が取れますので、安全上、
たいへん大きな意味がありました。

もし、これが「数日前」となれば、その場所の住民全部を、事前に避難
させることさえ可能となり、そもそも地震がそれほど怖いものではなく
なる可能性があります。

もちろん、日本でそうなるためには、現在の日本全国約1,300か所に設
置されている「電子基準点」に、GPSデータに加えて、音の検知システ
ムを導入するなど、莫大なシステム投資が必要でしょうし、さまざまな
課題が山積ではあります。

また、このような計測機器を広範囲に、大規模に、海底に設置すること
は難しいと思われますので、現実的には「内陸で起きる地震」の予測の
みが対象となるのかもしれません。

しかし、これまでにはない、新たな可能性を感じさせる研究ではありま
す。

この開発チームは次に、カリフォルニア州のサンアンドレアス断層など、
実際の断層におけるフィールド実験で、分析を重ねていきたいとしてい
ます。

今後も引き続き、この「最先端研究」の動きに、注目していきたいと思
います。
次号もお楽しみに!

by Hirono

 

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(2)長周期地震動を瞬時に予測 実証実験始まる
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「長周期地震動」を瞬時に予測し、その情報をスマートフォンなどで見
られる新しいシステムを茨城県つくば市の防災科学技術研究所が開発し、
気象庁と共同で実証実験を始めました。

防災科学技術研究所は、このシステムをおよそ3年かけて開発し、11月
14日から実証実験を開始しました。

新しいシステムでは、気象庁の「緊急地震速報」の震源情報を基に「長
周期地震動」を瞬時に予測し、揺れの大きさごとに色分けして、地図上
に表示します。

実験に参加すると、スマートフォンやパソコンを使ってこの予測を見る
ことができ、研究所などでは3000人の参加者を募って意見を集め、シス
テムの改良に生かしたい考えです。

TEAM防災ジャパン 17.11.16
https://bosaijapan.jp/news/【技術・仕組】長周期地震動を瞬時に予測-実証実/

 

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(3)イラン・イラク地震 地盤が最大で約90センチ隆起
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11月13日未明にイランとイラクの国境付近の山岳地帯で発生したマグニ
チュード7.3の地震について、国土地理院は、地球観測衛星「だいち2号」
が観測したデータをもとに、地盤がどのくらい動いたか解析しました。

その結果、震源地の周辺では地盤が最大で30センチ沈んでいたほか、震
源地の南側ではおよそ80キロの範囲で地盤が10センチ以上隆起し、最も
大きいところではおよそ90センチ隆起していたことがわかりました。

国土地理院は「多くの建物が倒壊したイラン西部のサレポレザハブでは、
地盤がおよそ40センチ隆起したと見られる。地盤が大きく動いたことで
激しい揺れが発生し、被害が拡大したと考えられる」と話しています。

国土地理院 17.11.16
http://www.gsi.go.jp/cais/topic171115-index.html

 

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(4)伊豆諸島沖の海底火山で海面変色 4か月ぶり確認
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伊豆諸島の青ヶ島の南にある海底火山「ベヨネース列岩」で、海面が変
色しているのが、11月14日海上保安庁が行った観測で確認されました。

ベヨネース列岩では、「明神礁」と呼ばれる水深50メートルほどの浅い
岩礁を中心に、3月から海面の変色や気泡が断続的に発生しているのが、
海上保安庁の上空からの観測で確認されてきました。

海面の変色は、7月11日の観測以降、確認されていませんでしたが、11
月14日の観測で4か月ぶりに「明神礁」付近の海面が変色しているのが
確認されました。

海面の変色は、熱水や火山ガスが海底から噴出していることが原因で起
きていると見られるということで、海上保安庁は、依然、火山活動が続
いているとして、今後も注意深く監視を続けることにしています。

TEAM防災ジャパン 17.11.17
https://bosaijapan.jp/news/【災害想定】伊豆諸島沖の海底火山で海面変色-4か/

 

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第1位 2018年は大地震が多発すると地質学者が警告、その理由とは?
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第2位 11月20日、南太平洋でM7.0の地震
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第3位 11月18日、中国 チベット自治区で大きな地震
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