メールマガジン 第143号  

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<メールマガジンSignalNow> 2017年10月11日・第143号
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(1)2分で読める防災コラム 第89回
「緊急地震速報」が始まって10年
(2)第139回火山噴火予知連絡会による全国の火山活動の評価
(3)数千年に一度の最大級地震に対する建物の対策
逃げる必要のない建物とまちを目指して

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(1)2分で読める防災コラム 第89回
「緊急地震速報」が始まって10年
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10月1日は、気象庁の「緊急地震速報」の発報が始まってから10年と
なる日でした。

1.「緊急地震速報」の認知度の変遷と認識について

導入当初は、一般への周知が大きな課題となり、10年前では、「緊急地
震速報」の内容を「知っている」と答えた人は、33%にとどまっていま
した。
(気象庁が平成19年5月に、全国2000人を対象に行ったインターネット
調査)

それから7年後の平成26年1月に、1万1000人を対象に行ったインター
ネット調査では、「知っている」と答えた人は70%と、2倍以上にまで
認知度が上がってきました。

一方、昨年4月14日に発生した熊本地震で発報された「緊急地震速報」
について、熊本県・大分県・福岡県の150人にアンケートを行ったとこ
ろ、速報を受けてどう思ったかを聞いたところ、

A.「強い地震が来ると思った」と答えた人が35%
B.「本当に強い地震が来るのか信じられなかった」が33%
C.「何の知らせなのかわからなかった」が18%

という結果となり、せっかくの速報を生かせていない人も、少なくなか
ったことがわかりました。

アンケート調査を行った、日本大学の中森広道教授は、「どんなに早く
緊急地震速報が出ても、普段から対応する心構えができていなければ、
うまく活用できない。10年を節目に、さらに周知や地震対策を進める必
要がある」と指摘しています。

2.気象庁の新たな取組みについて

緊急地震速報は、地震発生直後に出る小さな揺れ「P波」を捉え、震源
や地震の規模を推定し、震度5弱以上の強い揺れが予測される地域に、
警報を発令して警戒を呼びかけるシステムです。

しかし、地震の規模が大きくなると、それだけ断層が割れるのに時間が
かかるため、「P波」だけでは、短時間に地震の規模などを正確に予測
するのは難しいという課題が見えてきました。

東日本大震災の際には、関東などの震源から離れた地域でも、震度5弱
以上の揺れが観測されましたが、気象庁から緊急地震速報が発報されま
せんでした。

こうした課題を受けて、気象庁は来年3月下旬から、緊急地震速報に新
たな予測方法を導入します。

新たなシステムでは、「P波」だけでなく、その後に到達する「S波」
などの大きな揺れの観測データも使って、観測点から最大30キロ離れ
た地域の揺れの大きさまでも予測して「続報」を発表するようになりま
す。

気象庁は、新システム導入後のシミュレーションを、平成25年2月2
日に北海道で発生した最大震度5強を観測したマグニチュード6.5の地
震をサンプルとして行いました。

この時の地震では、「P波」を地震計が検知してから7.3秒後に、北海
道の広い範囲に緊急地震速報の警報が発令されたものの、その後に、震
度5強や5弱の揺れを観測した根室地方の南部や中部などには発令され
ませんでした。

新システムにおけるシミュレーションでは、警報の発表から約25秒後
に、根室地方の南部や中部などにも「続報」が発報されることが確認さ
れたとのことです。

ただし、緊急地震速報を受信する端末によっては、「続報」が受信でき
ない場合もあるため、気象庁は、来年3月の新システム開始までに、メ
ーカーなどに確認してほしいとしています。

ぜひ、新システムに対応した端末で運用したいものですね。
次号もお楽しみに!

by Hirono

 

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(2)第139回火山噴火予知連絡会による全国の火山活動の評価
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気象庁は、10月3日、第139回火山噴火予知連絡会を開催し、全国の火
山活動について検討を行いました。

現在までの全国の火山活動の評価のほか、桜島、口永良部島及び霧島山
の火山活動について特に重点的に検討を行い、結果をとりまとめました
のでお知らせします。

桜島
桜島の噴火活動は継続しており、8月中旬以降は活発な状態で経過しま
した。昭和火口での爆発的噴火は比較的少なく、大きな噴石は最大4合
目(昭和火口より800~1300m)まで到達しました。姶良カルデラ地下深
部へのマグマ供給が継続しており、今後も噴火活動が継続する可能性が
あります。

口永良部島
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、2016年5月以降、1日あたり概ね
100~200トンで経過していましたが、1日あたり概ね100~500トンと、
4月以降はやや多い状態が続いています。噴煙は、最高で火口縁上800m
まで上がるなど、2014年8月3日の噴火前よりは多い状態が続いていま
す。また、微小な火山性地震が6月頃から増加しています。引き続き新
岳火口から噴火が発生する可能性があります。

霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
4月25日から継続していた硫黄山方向が隆起する傾斜変動は、8月中旬
頃から概ね停滞しましたが、火山性地震は8月中旬に一時的に増加しま
した。その後9月5日13時29分には、振幅の大きな地震が発生し、14
時頃まで小さな地震が継続しました。またこれらの地震と共に硫黄山周
辺の傾斜計では傾斜変動が観測されました。この地震の後、噴気活動の
活発化がみられましたが、9月中旬以降は概ね9月5日以前の状態に戻
りつつあります。
また、2015年12月から徐々に拡大していた熱異常域は、9月下旬には
2017年初めの程度に縮小し、高温域が局所的に存在しています。今後の
活動の推移に注意が必要です。また、硫黄山周辺では硫化水素にも注意
が必要です

気象庁 17.10.3
http://www.jma.go.jp/jma/press/1710/03a/yochiren171003.html

 

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(3)数千年に一度の最大級地震に対する建物の対策
逃げる必要のない建物とまちを目指して
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「逃げる必要のない建物とまち」の実現には、建物の耐震対策に加えて、
安全な室内対策と十分な備蓄(1週間程度の水と食糧、トイレ対策など)
も重要です。

一方、どんなに十分な対策を行なったとしても、「絶対に逃げない」と
いう選択肢はあり得ないことにも注意してください。

改めて地域のハザードマップや被害想定を確認し、木造密集市街地での
延焼火災や、津波、風水害などの危険性を調べ、地域の最悪の被害状況
をイメージしておくようお願いします。

避難勧告・指示が出た場合なども想定し、いつ、どこに、どのような経
路で避難したらよいのか、必ず確認してください。

そなえる防災 17.9.30
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20170937.html

 

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第1位 南太平洋の島国 バヌアツで火山が噴火 政府が非常事態を宣言
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1670636096302400/
第2位 緊急地震速報10年 浸透もさらに周知必要
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1675251775840832/
第3位 東海地震 予知前提の情報取りやめ 11月から新情報発表へ
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1670105243022152/

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