メールマガジン 第100号  

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<メールマガジンSignalNow> 2015年12月27日・第100号
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「第100号」のお礼
読者の皆様に支えられ100号を迎えるに至りました。心からお礼申し上
げます。
配信第1号は、2012年の10月に遡ります。
当時は、まだ東日本大震災の爪痕も深く、日々余震も続いていました。
そんな中、少しでも弊社製品を通して不安を軽減できればという願いの
下、緊急地震速報の普及促進としてスタートしました。
特に無償版の受信ソフトSignalNow Expressは、数多くの方々がご活用
くださりました。
その後も、まだ多くの方が避難生活を余儀なくされ、精神的なケアも必要
なことを知り、引き続き、防災上の心構えや避難所でのメンタル的な支援
なども含めて専門家にも入っていただき、配信しました。
第50号からは、防災や減災全般に繋がる知識、認識を高められればと、
具体的に役立つ情報提供を目指し配信しています。
第100号に到るまでの過程においては、読者の方々から記事の内容に対
するお問合せや要望等もいただき、枠組みを拡大しながら現在に至って
います。
事務局も、発行を通して、防災のあるべき姿と現状とのギャップを、より
強く認識することとなりました。
残念ながら、自然災害を止めることはできませんが、そのリスクを予測し、
具体的な備えをしておくことは可能です。
読者の皆様が、このメルマガを通して、具体的な備えを行い、実際の現場
における、安心・安全につながれば幸いです。
第100号までの感謝とともに、第101号以降も、どうぞご期待願います!

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(1)2分で読める防災コラム 第48回:防災関連今年の10大ニュース
(2)首都直下地震へのそなえ
(3)南海トラフの巨大地震による長周期地震動に関する報告について
(4)12月14日、鳥取県中部で震度4の地震発生

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(1)2分で読める防災コラム 第48回
防災関連今年の10大ニュース
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100号記念として、「防災関連今年の10大ニュース」をお届けします。
(SignalNowデスクのセレクトです。)

では、第10位からカウントダウン形式で発表します!

第10位 マンションほか杭打ち不正による傾き、耐震性問題
今年10月に発覚した「マンションの杭打ち偽装」は、耐震性の問題もあわ
せて、大きな関心事となりました。

第9位 九州で大雨、熊本県と長崎県で土砂災害警戒情報が相次ぐ
今夏、九州で記録的な大雨となり、14市町村、37万人に避難指示・勧告が
発令される豪雨となりました。

第8位 浅間山が小規模噴火
浅間山の北側4キロで、2009年の噴火以来、6年ぶりとなる噴火が起き、
微量の火山灰が降りました。

第7位 箱根山で噴火発生
箱根山のロープウェイ・大涌谷駅付近で火山灰の降灰を確認、噴火警戒レ
ベルが3(入山規制)に引き上げられ、70の旅館で温泉が枯渇事態となり
ました。

第6位 小笠原諸島西方沖を震源とするM8.5の地震が発生
小笠原村母島と神奈川県二宮町で震度5強を観測したものの、震源が地下
590キロと深かったために津波は発生せずにすみました。

第5位 北陸地方で大雪 数百台の自動車が立ち往生
今年2月、北陸地方を中心に大雪に見舞われ、大雪警報が発表されました。
この影響で、福井県から滋賀県境近くにかけ、幹線道路の約20キロにわた
って、大型トラックや乗用車など数百台が立ち往生し、正午過ぎまで車列
が動かない状況となりました。

第4位 台風第21号 最大瞬間風速81.1m/sを記録
台風第21号は、海上で中心気圧925hPaとなり、与那国島にて全国の観測
史上第4位となる、最大瞬間風速81.1m/sを観測し、住宅などに多数の被
害が出ました。

第3位 噴火警戒レベル5が発令 口永良部島や箱根山などで火山活動が
活発化
鹿児島県口永良部島の新岳、箱根山、浅間山、阿蘇山で噴火が発生し、蔵
王山、桜島でも火山活動が活発化しました。

第2位 台風第11号 近畿地方で記録的な大雨
近畿地方を中心に、24時間の積算降水量が観測記録を更新する大雨となり、
近畿道路の陥没や土砂崩れが相次ぎ、4名が死亡する被害となりました。

第1位 台風第18号が列島縦断、50年に1度の記録的な豪雨被害
大雨特別警報が各県に発令され、鬼怒川の堤防が決壊するなど、土砂災害、
浸水、河川のはん濫などが各地に発生し、8名死亡、住宅多数に大きな被害
が出ました。

こうしてみますと、今年は、豪雨関連の災害が多かったように思われます。
また、噴火や地震なども多く、火山活動の活発化による大地震も心配され
るところです。
日頃からの備えが大切ですね!

来年も、引き続きどうぞよろしくお願いします。

by Hirono

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(2)首都直下地震へのそなえ
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明治以降、現在までの約120年間に、南関東ではM7程度の地震が5回発生
しました。このほかにも1923年に起きた関東大震災では、死者・不明者は
10万5000人となりました。
都市部は人口密度が高く、建物が密集しています。もし現在、M7クラスの
地震が都市部直下で発生すれば、多くの被害が出ることが予想されます。
地震の原因は「プレート」といわれる岩盤の動きです。日本の中でも特に
首都圏は、沈み込む海洋プレートが2つあるため地震活動が活発です。
現在でも関東では、M4クラスの地震が月に1回程度、M5クラスは年に1回
程度、発生しています。そして、今後30年以内に南関東で、M7クラスの
大地震が発生する確率は70%といわれています。
首都圏の位置する南関東は、これまで繰り返し大きな地震が発生し、震災
にも見舞われてきました。大地震はいつなんどき起こるかわかりません。
地震を回避することは難しくても、被害を少なくすることは可能です。
できることから備えましょう。

そなえる防災 2015.12.18
http://www.nhk.or.jp/sonae/special/jishin/index.html

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(3)南海トラフの巨大地震による長周期地震動に関する報告について
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内閣府は12月17日、南海トラフの巨大地震に伴う長周期地震動で、東京、
名古屋、大阪の三大都市圏にある超高層ビルがどれだけ横揺れするかを推計
した結果を公表しました。
南海トラフで想定される最大級の地震では、震源に近い大阪湾の埋立地付近
のビルで6メートルに達する恐れがあると指摘しました。
超高層の建物は全国でおよそ2500棟に上り、今後どのように対策を進めて
いくかが課題となります。
一方、今回の検討会では、当初予定されていた、相模トラフで想定される
M8クラスの地震については、長周期地震動の想定の公表が見送られました。
相模トラフでは、首都圏に大きな被害を及ぼすM8クラスの地震が繰り返し
起きてきたと考えられています。
国の検討会は、当初、相模トラフで想定される地震についても想定を公表
する予定でした。しかし、揺れそのものが巨大なうえ震源が都市の直下の
場合に揺れがどう増幅するか科学的な知見も乏しく、今回、想定の公表は
見送られました。

内閣府 2015.12.17
http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/nankaitrough_report.html

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(4)12月14日、鳥取県中部で震度4の地震発生
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12月14日15時01分頃、鳥取県中部を震源とするM4.2(震源の深さは約
10km)の地震が発生し、鳥取県湯梨浜町で震度4を観測したほか、岡山県
や広島県にかけての広い範囲で、震度3~1を観測しました。
鳥取県においては、昭和18年の鳥取地震により死者1210名もの大きな被害
が出ています。その後、県内を震源とする大きな地震被害は暫く発生して
いませんでしたが、平成12年10月に鳥取県西部でM7.3という大きな地震
が発生し、多くの負傷者が出ました。
地震発生頻度の比較的少ない地域ではありますが、県内には多くの活断層が
確認されています。
なお、ことしの10月17日と18日の2日間にかけて、鳥取県中部を震源と
する最大震度4の地震が計3回発生しています。

気象庁 2015.12.14
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20151214150611495-141501.html

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□■■ ~最近のFacebook「いいね!」トップ3~ ■■□
第1位 中米ニカラグアの火山が噴火、110年ぶり
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1072372269462122/
第2位 14日、鳥取県中部で震度4の地震を観測
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1074767025889313/
第3位 9日、バンダ海でM6.9の地震を観測
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1072477276118288/

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